公開日 2011.06.22 和田東子(HRDジャーナリスト)
ジョハリの窓(しょはりのまど)
アメリカの心理学者であり、グループダイナミクスを研究していたジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Harrington Ingham)が考案したフレームワーク。人がどのように自分と相手を理解しているのかを明らかにすることで、周囲と自分との相互作用を理解するために用いる。
【明るい窓】 自分も知っていて、周囲も知っている自分
【盲目の窓】 自分は知らなくて、周囲が知っている自分
【隠された窓】自分は知っているが、周囲は知らない自分
【未知の窓】 自分も知らないし、周囲も知らない自分
グループ内での相互理解の観点から見れば、【明るい窓】を増やしていくことが必要である。人はだれでも初めての相手に会ったときには【隠された窓】が多い。このエリアを小さくするためには、自己開示が必要となる。また、【盲目の窓】を明るい窓に変えるには、周囲からのフィードバックに耳を傾けることが必要となる。【未知の窓】は可能性を秘めた窓である。新しい環境や出会いによって未知の窓が明るい窓に変化し、新たな気付きと成長を得るからだ。
■参考文献
"Learnig Skills" Tennessee Adult Education program "Learnig Skills"course
USGE Leadership Development Program/Leadership Tools
"JOHARI Window Workbook" P2