公開日 2008.10.01 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
●2種類のデータ間の関係の強さを表す指標。
●相関係数は、1から-1までの数値で表される。1に近いほど「正の相関」が強く、-1に近いほど「負の相関」が強いことを示している。
●例えば、年齢と賃金との相関係数が1に近ければ年齢上昇に伴い賃金が増加する傾向が強いということになり、また「0」に近ければ年齢と賃金との関係があまりないということを示している。
●一般的に「相関係数」とは、「ピアソンの積率相関係数」を指しており、[算式](右上参照)のとおりである。
●相関係数を使って相関の強さを示す場合、次のような表現を用いることが多い。
±0.7~±1.0・・・強い相関がある
±0.4~±0.7・・・かなり相関がある
±0.2~±0.4・・・やや相関がある
0.0~±0.2・・・ほとんど相関がない
●なお、相関係数は、あくまでも2種類のデータの「一次式で表される関係(線形関係)」について示したものであり、また、それはデータ間の「関係の強さ」を示すものであって「因果関係の有無」を示すものではないことに注意が必要である。
■関連用語
回帰分析
最小二乗法