正規分布

公開日 2008.10.06 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社



●平均値を中心として左右対称にベル型にデータが分布している状態。

●身長やテストの点数の分布等、自然現象や社会現象の中で頻繁に見られるデータの分布の形といわれている。数式では、次のように表現される。
正規分布:N(μ,σ2)
μ:平均値(期待値)
σ2:分散

●なお、正規分布となっている場合、平均値をμ、標準偏差をσとすると、「μ±σ」の区間にデータが入る確率は約68%、「μ±2σ」の区間にデータが入る確率は約95%となる。

●人事の分野においては、例えば、人事考課の評価点ごとの人員枠を「A=5%、B=20%、C=50%、D=20%、E=5%」と設定するような場合(相対評価の場合)に、正規分布が当てはめられている。

●ただし、この場合は、賃金原資の配分において平均値がぶれないように人員枠を設定しているのであって、能力や成果が正規分布になっているかどうかは実は分からないので注意が必要である。


■関連用語
 平均値
 標準偏差