motion study

公開日 2008.02.29 プライスウォーターハウスクーパース株式会社


モーションスタディ(動作分析)とは、作業の中に含まれる動作のムリ、ムダ、ムラを排除し、楽に効率よく作業できる方法を見つけ出す方法である。最良の作業の標準化をねらい、20世紀初頭に、米国のギルブレスFrank Bunker Gilbrethによって確立された。テイラーFrederick Taylorの「科学的管理法」を受けて発展した。

●人間の行うすべての動作は18種類の基本的な動作に分解できる――とし、分析のための“サーブリッグ therblig”という記号が考案された。この分析手法を「サーブリッグ分析」という。主に生産管理等の領域で業務・作業の標準化や標準時間を算出し、改善を図るために用いられてきた。

●ギルブレスは、動作改善の研究を整理する中で、疲労を最も少なくし、有効な仕事量を増すために、人間のエネルギーを効率的に活用するための経験的な法則「動作経済の原則」を発表した。これが今日では人間工学(エルゴミックス)として発展し、様々な分野で応用、活用されている。