job shadowing

公開日 2008.02.29 プライスウォーターハウスクーパース株式会社



ジョブ・シャドウイングは、子供や中高生の就業意識を育てるために、企業において短時間(半日~1日)のあいだ「影」のように従業員に密着し、職場での仕事ぶりを観察するという、米国で発展している職業体験プログラムの一種である。

●米国では1994年に「学校から職業への移行機会法」が施行され(時限立法のため、2001年に廃止)、
 ①学校における学習
 ②職場における学習
 ③学校・職場の両者を結合させる教育
――という枠組みを義務付けたことに伴い、各州において広まった。

●ジョブ・シャドウイングは、インターンシップなどに比べると、長時間を要さないため、企業側も受け入れがしやすい。1日のわずかな時間を活用するだけで、生徒に職業社会への第一歩を踏み出す機会を与えることができる。夏休みなどを利用して、1人の生徒が複数の職場を観察することで、大きな効果が見込まれる。

●最近では、日本でも沖縄県キャリアセンターや、兵庫県(「トライやる・ウィーク」)など、ジョブ・シャドウイングに取り組む団体が増えてきている。


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