公開日 2008.01.15 プライスウォーターハウスクーパース株式会社
●コーチングとは、コミュニケーション/マネジメント手法の一つで、個人の潜在能力や可能性を最大限に引き出すための方法である。
●特徴の一つは、コーチする側(コーチcoach)とコーチされる側(コーチイーcoachee)が対等な立場で会話する点にある。コーチからの質問を基に、コーチイー自らが問題の解決案を見つけるなど、コーチはあくまでコーチイーをサポートしていく立場にある。このようにしてコーチイーは動機付けられ、何事にも自立的に活動していくことにより成長していく。
●一方で、決まったやり方や正しいやり方を教える側主導で相手に明示し、そのとおりにやらせることをティーチングといい、従来はむしろこちらの手法が主流であった。今日においても、相手の成熟度が低い場合など、状況によってはティーチングがふさわしい場合もある。
●近年では、環境変化が激しいため、個人が自らのキャリア形成/能力向上のために自立することが求められている。また、企業の競争力を高めていくためにはイノベーティブ(革新的)な従業員を育てる必要がある。こうした中、従来のティーチングではなく、相手の主体性を高めるようなマネジメントが必要とされ、その手法としてコーチングが注目されている。
■関連用語
管理職研修