能力評価

能力評価

公開日 2007.11.07 プライスウォーターハウスクーパース株式会社

能力評価(のうりょくひょうか)

能力評価とは、組織における人事評価の一つで、仕事をする能力の評価を指す。一般的に、業績評価等と併せ、一つの評価制度を構成する。半年あるいは1年の業績を評価し、賞与に反映する割合が多い業績評価とは異なり、能力評価の場合は、評価とそれに付随する処遇を“未来への投資”としてとらえ、長期的に社員の育成と向上を促すことを目的としている。そのため評価結果は昇給(昇格)の要件になる場合が多い。

●業績評価が客観的に明白な目標(売上、顧客満足度等)に対して行われるのに対し、能力評価は能力の有無を測定するので、客観的な評価が難しい。通常は会社の職能定義(能力レベル定義)に照らし合わせて能力評価基準が設定される。

●近年の成果重視の傾向では、評価対象の「能力」を潜在的な能力のみではなく、一定期間に発揮された行動に限定する場合が多くなってきた。そのため、「コンピテンシー評価」と同義に用いられることもある。


■関連用語
 業績評価
 コンピテンシー