公開日 2011.03.01 深瀬勝範(社会保険労務士、人事コンサルタント)
継続雇用制度(けいぞくこようせいど)
現に雇用している高年齢者が希望するときは、当該高年齢者をその定年後も引き続いて雇用する制度のこと。「勤務延長制度」と「再雇用制度」の2種類の仕組みがある。
2004年の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の改正により、65歳未満の定年の定めをしている事業主は、次のいずれかの措置を講じなければならないものとされた。
・当該定年の引上げ
・継続雇用制度の導入
・当該定年の定めの廃止
60歳定年制を定めていた会社では、定年を65歳まで引き上げること、あるいは定年を廃止することは困難であったため、多くの会社が継続雇用制度を導入した。
継続雇用制度を導入しても定年年齢は残っているため、継続雇用を希望しない労働者は、定年年齢に到達したときに退職となる。なお、労働者が希望する場合は、原則として全員を継続雇用しなければならないが、労使協定により定めた基準に適合しなければ対象としないこともできる。
厚生労働省「就労条件総合調査」(2010年)によると、一律定年制を定めている企業(定年年齢が65歳以上の企業も含む)のうち、継続雇用制度を導入している企業数割合は91.3%となっている。