職務記述書

公開日 2007.09.05 プライスウォーターハウスクーパース株式会社



職務記述書とは、会社内部の各職務内容について詳細に記載したものである。

●職務記述書の代表的な記載内容は次のとおりである。
 ・責任・権限の範囲
 ・具体的な仕事内容
 ・期待される成果
 ・必要とされる知識・技術、能力資格、他要件
 ・連絡・交渉すべき社内外の相手
 ・予算枠の大きさ 
 ……等

●職務等級制度では仕事のレベルで等級を決定するが、そのレベルを評価する際に、職務記述書が有効である。

●職務記述書が整備されれば、採用・配置・教育・評価など一連の人材マネジメントを効果的に実施するための一助となる。

●職務記述書は職務分析に基づいて作成される。職務分析の方法としては、面接法、記述法、観察法、体験法等がある。それぞれの職務の価値を測定するための尺度となるのが、職務評価基準であり、職務等級(ジョブ・グレード、ペイ・グレード等とも呼ばれる)を決めるための判定材料と条件を指す。 

●職務評価基準では、職能資格制度の等級基準書と同様、職務等級ごとに責任、管理、能力、スキルレベル等が規定されているが、実際の運用では、該当の職務評価基準を職種(ポジション)ごとに当てはめた職務記述書と共に用いられる。


■関連用語
 職務等級制度