MBO(目標管理)
公開日 2007.09.04 プライスウォーターハウスクーパース株式会社
MBO(目標管理)(エムビーオー/もくひょうかんり)
management by objective
●目標管理(MBO)とは、1954年にP. F. ドラッカーが自身の著書『現代の経営』の中で提唱した組織マネジメントの概念である。部下の目標設定への参加と目標に対するコミットメントによって、その達成プロセスの部下自身による主体的な管理を確立しようとする手法である(マネジャーによる厳格な指揮・指導により部下を管理するのではない)。
●組織と個人のベクトルを合わせるべく、全社目標を組織の階層別にブレイクダウンし、最終的に個人の目標までリンクさせる。その際、上位組織で設定された目標(テーマ)を下位組織(個人)に押しつけるのではなく、下位の責任者(個人)が上位の目標(テーマ)を自部署(自身)ではどのように解釈し、自部署(自身)の目標とするかを上位の責任者と共に考え目標を設定していく。
●あくまで全社、部門、課など組織の目標ありきで考えるマネジメントであるが、上司が一方的に目標を与えるのではなく、双方が話し合い、納得した上で、部下本人の意見を目標設定に反映するものである。その結果部下の「やらされ感」が払しょくされるとともに、「組織の成功に自身が貢献する」という参画意識を部下に持たせることで、目標の達成に対する意欲的な取り組みが期待できる。
●現在、目標管理制度は最も一般的な業績評価制度として、多くの企業で取り入れられている。
■関連用語
業績考課
業績連動型賞与
management by objective
●目標管理(MBO)とは、1954年にP. F. ドラッカーが自身の著書『現代の経営』の中で提唱した組織マネジメントの概念である。部下の目標設定への参加と目標に対するコミットメントによって、その達成プロセスの部下自身による主体的な管理を確立しようとする手法である(マネジャーによる厳格な指揮・指導により部下を管理するのではない)。
●組織と個人のベクトルを合わせるべく、全社目標を組織の階層別にブレイクダウンし、最終的に個人の目標までリンクさせる。その際、上位組織で設定された目標(テーマ)を下位組織(個人)に押しつけるのではなく、下位の責任者(個人)が上位の目標(テーマ)を自部署(自身)ではどのように解釈し、自部署(自身)の目標とするかを上位の責任者と共に考え目標を設定していく。
●あくまで全社、部門、課など組織の目標ありきで考えるマネジメントであるが、上司が一方的に目標を与えるのではなく、双方が話し合い、納得した上で、部下本人の意見を目標設定に反映するものである。その結果部下の「やらされ感」が払しょくされるとともに、「組織の成功に自身が貢献する」という参画意識を部下に持たせることで、目標の達成に対する意欲的な取り組みが期待できる。
●現在、目標管理制度は最も一般的な業績評価制度として、多くの企業で取り入れられている。
■関連用語
業績考課
業績連動型賞与