公開日 2007.09.04 プライスウォーターハウスクーパース株式会社
●手当とは、決められた所定労働時間に支払われる「月例賃金」を構成する要素の一つで、「特別の目的で支払われる賃金」あるいは「特定の人に支払われる賃金」の総称である(月例賃金は「基本給」とこの「手当」で構成される)。
●手当は法律で定義された言葉ではないので、どれを手当と呼ぶかは企業によって異なる。
●手当にはさまざまな種類のものがある。添付ファイルの図表がそ の代表的なものである。
●欧米の企業と比べて日本の企業は多くの手当を含む複雑な給与構造を持っているところが多い。そこには、基本給を人によって変 えることは「不平等」だという平等意識が根強くあり、そのため基本給ではなく、手当の増減で対応しようとしたという経緯がある。
●しかしながら、日本でも近年では「手当の種類が多いと管理に手間が掛かる」「手当で差を付けることは、企業貢献に応じた賃金にならないため不公平だ」などの理由から、手当の数を減らし、給与の構造を単純にする例が増えている。
■関連用語
基本給
所定内賃金
属人給