講座概要
人的資本経営の情報開示元年から2年目に当たる2024年、各社で本格的な情報開示が始まりつつあります。そこで上場企業4000社における2024年の有価証券報告書の人的資本情報の開示状況を、ChatGPTを用いて全件チェックしました。本講座では、開示内容が充実している企業(実際には10%弱の企業が該当)の好事例を学びつつ、単なる施策や指標の羅列にとどまらず、人的資本情報を開示する意義が伝わるように、ストーリー構築の仕方についてポイントを押さえるとともに、次年度に向けて具体的に準備できるようにすることを目的としています。
※WEB受講でご参加の場合は、お申込み前に必ず下記のURLをご確認のうえで、お申込みください。
https://www.rosei.jp/seminarstore/seminar/deliveru
【講座終了時間につきまして】
講座終了時間<質問対応を除きます>は、15時30分の予定です。15時30以降は質疑応答を行い、質問対応が終了次第、講座終了とさせていただきます。
予めご了承ください。
【本講座のポイント】
➀2024年における実際の有価証券報告書の人的資本情報開示の状況を整理できます
②開示情報が充実している企業、未充実の企業の差異を学べます
③次年度に向けて、どのような開示準備が必要かを確認し、準備できます
講座内容
Ⅰ 人的資本開示充実度ランキング
1.上場企業4000社の人的資本開示ランキング
2.上位企業の特徴とは?
3.ChatGPTは何を見て高い評価をしたのか
Ⅱ 開示情報の特徴・傾向、具体的な書き方のヒント
1.人的資本開示の情報およびKPI一覧
2.お勧めのページ数と文字数
3.必ず盛り込むべき図表のイメージ
Ⅲ 戦略との連動に必要な人事中計
1.経営・事業戦略と、いかに連動していないか
2.連動させることの難しさはどこから?
3.戦略連動のためには人事中計が必要
4.人事中計のエッセンス
Ⅳ ストーリー事例とChatGPTの活かし方
1.真似したいストーリー事例と構築のポイント
2.ChatGPTに書かせてみる
3.ChatGPTにレビューをお願いしてみる
Ⅴ KPI設定とモニタリング
1.KPIツリーとKPI目標値の作り方
2.リスクシナリオ反映法
3.モニタリング時の解像度と頻度
4.あらかじめ整えるべき人事の管理会計ルール
Ⅵ 次年度の開示に備えて必要なこと
1.全社人事中計、部門人事中計は必ず必要
2.戦略からの一貫したストーリー構築とは
3.CEO、CHROが根拠・数字を押さえて語れるようにする
講師プロフィール
株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役
岡本 努 氏
株式会社人的資本イノベーション研究所 代表取締役
岡本 努 氏
【略歴】
同志社大学経済学部卒業、神戸大学大学院経済学修士。元デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Human Capital部門共同責任者。
25年間、一貫して組織・人事にフォーカスした経営コンサルティングを提供。人事戦略の立案、要員・人件費計画、人事中計の立案、各種人事施策の設計、人事制度設計・導入、教育研修体系構築・実施などの幅広いテーマを手掛ける。最近では、人的資本経営、人的資本イノベーション、Well-beingなどに注力。共著として『要員・人件費の戦略的マネジメント~7つのストーリーから読み解く』『“未来型”要員・人件費マネジメントのデザイン』『人的資本経営ストラテジー』(いずれも労務行政)がある。