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本書は、そもそも戦略とは何かを考えさせてくれる本である。戦略とは何かについては、いくつかの考え方がある。本書では、戦略理論について、「利益最大化を追求」と「追求する結果は複数ある」の追求の結果軸と、「戦略は意図的に形成される」と「戦略には意図したものばかりではなく、実行プロセスの中で出現してくるものも含まれる」のプロセス軸との、二つの軸から分析している。その結果、戦略を「クラシカル」「エボリューショナリー」「プロセシュアル」「システミック」の四つのアプローチに分けている。この四つの考え方に沿って、投資決定・多角化・買収・国際化などの具体的なテーマが論じられる。訳者が、「人事分野においては、クラシカルが主張している株主利益向上を目指して意図的に作られる側面だけでなく、プロセシュアルやシステミックなどの主張を含めて幅広く戦略をとらえたほうが、どのような力が働いて各企業の人事戦略が形成されるかを理解しやすくなる」と述べているように、戦略について自分なりの理論を持つ足がかりとなる1冊である。