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[2019.10.11]

BOOK REVIEW『「マニュアル」をナメるな! 職場のミスの本当の原因』

中田 亨 著
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 
NEC-産総研人工知能連携研究室 副連携室長 

新書判/229ページ/780円+税/光文社 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 人事異動や職場内の担当者変更等の際、マニュアルを基に業務を進めていくシチュエーションは多いだろう。本書では、人間のミスの研究を20年続けている筆者が、さまざまなミスの背景にある「ダメなマニュアル」について、すぐに使える具体的なテクニックを含めながら説くとともに、「仕事とはどうあるべきか」という根源的な問いに答えていく。

 全9項目からなるチェック事項を1ページにまとめた「マニュアル作成の原則 虎の巻」をまず示した上で、「マニュアルの文章術」と題した第1部へ入る。筆者が考えるマニュアルとは、「作業の基本形を簡単にできるようにするため」にあるもので、マニュアルと銘打っていない「取り扱い説明書」や「問答集」(Q&AやFAQ)等も当てはまる。また、"いつ、どこの、誰に、何のために、どう読ませるか"等、マニュアルが備えるべき工夫を考察している。

 第2部は「正しい作業手順の作り方」と題し、情報工学や認知科学の理論的な立場から、手順の設計方法、ダブルチェックの有害性と改善案、作業の意味を感じ取ることの重要性を説き、最終となる第3部の練習問題に続く(なお、工学の世界では、作業効率化の技法の蓄積がある一方、"マニュアルの読者である人間が分かりやすい文体で書く"という人的要因への研究は十分な域に達していないという)。3問から成る練習問題に取り組み、解答と照らし合わせることで、本書の復習をできる。読み応えが十分な本書だが、各段落の最後には、その段落で説いた文章の要旨が枠囲みされ、1文で見ることができる構成となっており、ポイントのみを押さえて読むことも可能だ。本書を片手に、人事制度運用マニュアル作成や作業マニュアルの見直しに取り組んでみてはいかがだろうか。

 



「マニュアル」をナメるな! 職場のミスの本当の原因

内容紹介

ミスに悩む企業の多くで、マニュアルに深刻な欠陥を抱えているが、気づかれずに放置されている例が多い。駄目なマニュアルを使っているから、仕事の効率が落ち、ミスや事故が多発するのだ。優秀な人材を集めても職場がうまく回らないなら、マニュアルを疑ってみるべきである。分かりやすいマニュアルを生み出すには、作文だけでなく、作業の全体的かつ総合的な改善が必要だ。本書ではまさにこの点について、長年、人間のミスの研究を続けている著者が、具体的な成功例・失敗例を挙げながら解説。マニュアル作りに悩んでいる読者のために、すぐに使えるテクニックを紹介する。消費税の軽減税率制度の導入に役立つ早見表の例も掲載。

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