[2018.11.09]

BOOK REVIEW『実践健康経営 健康的な働き方への組織改革の進め方』

吉岡拓也、根本大介、折本敦子グレイス 著
有限責任監査法人トーマツ 
A5判/208ページ/定価2000円+税/日本能率協会マネジメントセンター 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 「ようやく我が社にも働き方改革の波が押し寄せてきた」――本書は専務・西本の独白から始まる。とある企業の経営企画室を中心に始められたプロジェクト。当初は「働き方改革」「健康経営」をどこか他人事のように捉えていた登場人物たちが、心から働きやすい会社、本当に働きがいのある職場とはどのようなものか、プロジェクトを通じて真剣に考えていく。本書はこうした仮想の企業を舞台とするストーリーを軸として、その場面にまつわるテーマごとに経営コンサルタントの執筆陣が解説を加える実践的な内容となっている。

 第1章は「健康経営」が求められるようになった社会的背景、第2章では健康経営企業の事例とともに、健康的な働き方の実現に向けた方向性、第3章では実際のアクションプランとして組織体制構築のステップを解説する。本書を貫くストーリーはなかなか順調には進まず、主人公らと現場との温度差や他部署との交渉など、現実的な難題が次々に現れる点で、読者が共感できる場面も多いのではないだろうか。

 労働人口の減少、AIの普及など劇的に労働環境が変化していく中で、企業が生産性を向上させていくためには、優秀な人材を確保し続けられる魅力的な職場を作り上げることが必要だと筆者は述べている。健康経営がもたらすものは、数字の上での時間外労働削減でも、制度を利用したサボタージュの温床でもない。自社の健康経営施策は本当に社員が働きやすく、働きがいのある職場作りにつながっているのか、見直すきっかけとして本書をご活用いただきたい。

 



実践健康経営 健康的な働き方への組織改革の進め方

内容紹介

健康的に働く意義やその必要性は何か?その社会的背景や、健康的な働き方を目指す上での方針や取組みの方向性、実際のアクションプランとしての組織改革のステップを有限責任監査法人トーマツの経営コンサルタントが【先進企業の実例】とともに、実践的に解説する。人事部門の方々だけでなく、健康経営をめざす組織のリーダーはもちろん、そのしくみをつくり・支える、現場の社員の方々も同時に対象とし、基礎から実践まで、順序立てて構成しています。

管理職のeラーニング講座、お試しできます

無料トライアル受付中

禁無断転載
▲ ページの先頭に戻る

ログイン

  • ログイン

人事・労務に役立つ商品・サービス検索

  • カテゴリとジャンルから検索

検索

注目商品ランキング 新着商品