[2018.07.13]

BOOK REVIEW『企業のための副業・兼業 労務ハンドブック』

田村裕一郎 編著
弁護士 多湖・岩田・田村法律事務所 パートナー 
A5判/284ページ/2400円+税/日本法令 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 企業が優秀人材を確保できるようにすることを主な目的として、厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表し、企業や労働者が留意すべき事項を整理した。ただし、同ガイドラインでも未整理な部分があり、企業が副業・兼業を不安なく解禁するには、いまだ途上といえる。そこで本書は、国に先駆ける形で、兼業・副業制度を企業が導入する際に留意すべきポイントや法的リスクを解説している。

 本書は大きく三つのパートに分かれている。第1章「『副業・兼業』の現状と課題」と第2章「働き方改革における『副業・兼業』の位置づけ」では、多くの企業が副業・兼業を制限している現状や、副業制限に関する裁判例などを紹介するとともに、現状の主要な課題として「労働時間」「労災保険」「社会保険」を挙げる。

 メインである第3章「『副業・兼業』における労務リスクの予防・対応策」では、労働時間、労働災害、情報管理、社会保険などで問題となり得る点をQ&A形式で解説している。全18問のうち、労働時間管理に関する問いが8問と半数近くを占めており、多くの整理すべき論点があることが分かる。また、Q&Aを踏まえた就業規則案など書式も充実しており、自社の就業規則改定までサポートした内容といえる。労働時間や労災保険など、未整理の課題は現在も国の検討会で審議されている最中だが、副業・兼業をいち早く解禁したい企業にとっては大いに参考になる一冊であろう。

 



企業のための 副業・兼業 労務ハンドブック

内容紹介

「副業・兼業」を解禁する企業が最初に読む本!
本書は、企業が雇用している労働者の副業を容認するにあたり、労働時間の通算や労災の責任の所在ほか様々な労務管理上の問題や、企業秘密漏洩のようなトラブルにあたっての法律的なリスクやその予防・対応策を、経営・労務に詳しい弁護士がわかりやすく解説する初の書籍。参考裁判例、書式、就業規則案も収録。企業がいま知りたい「副業・兼業」解禁のすべてがここに!

管理職のeラーニング講座、お試しできます

無料トライアル受付中

禁無断転載
▲ ページの先頭に戻る

ログイン

  • ログイン

人事・労務に役立つ商品・サービス検索

  • カテゴリとジャンルから検索

検索

注目商品ランキング 新着商品