[2018.04.13]

BOOK REVIEW『人事労務に強くなれる 「社員」トラブルを解決に導く行動と考え方が身につく本』

遠藤元一、青木智子、国際企業法務協会労働法研究会 著
A5判/342ページ/定価2800円+税/第一法規 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 日々さまざまなトラブルが発生する企業において、その対応に苦慮している人事労務・法務担当者も少なくないだろう。人事労務に関するトラブルは労働法や個人情報保護法など法的な問題をはらんでおり、複雑な案件が多く、事実を分析して、整理し、調査、検討した上で適切に対処することが求められる。本書では、タイトルにもあるとおり、トラブルを解決に導く「行動と考え方」を身につけるために、ケーススタディを用いてそのポイントを解説する。

 本編では、社員紹介制度、内部通報からの懲戒、メンタル疾患、問題社員対応など九つのトラブルケースを取り上げ、関係する法律に照らした対応策を提示していく。特徴的なのは、各ケースがストーリーを追う構成となっており、登場人物がどのような思考や行動を経て問題を解決へと導いたのかが記されている点である。具体的には、①プロローグ、②ファーストアクション、③課題のピックアップ、④情報収集、⑤検討フェーズ、⑥弁護士への相談、⑦解決に向けてというパートに分けて説明する。本文中では、担当者の思考の見える化や会話形式での記述、弁護士とのやりとりを示すなど、ストーリーを"疑似体験"できるような技巧が凝らされている。単なる実務書としてだけではなく、ある種"物語"のような感覚でも読み進められるだろう。

 本書で取り上げられているケースは、国際企業法務協会の労働法研究会に所属する実務担当者が過去に経験した事例を基にアレンジしたもので、事案の内容や流れが具体的に示されている。人事労務に強くなり、さまざまなトラブルに柔軟に対応するための基礎となる行動や考え方を身につけるために、ぜひ本書を活用していただきたい。

 



人事労務に強くなれる 「社員」トラブルを解決に導く行動と考え方が身につく本

内容紹介

○執筆陣が体験した「社員」をめぐるトラブル事例を、取り組みやすくするために読みやすいストーリー仕立てに!
○トラブル発生時に、担当者(主人公)が周囲と連携して問題を検討し、より望ましい解決を行うための視点や思考方法を実際のプロセスに沿って解説
○弁護士が、事例の状況を踏まえ、事案に沿った最適な解決策を回答
○トラブル対応の担当者に必須である解決のために必要な思考プロセスを養うことができる1冊

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