[2018.03.09]

BOOK REVIEW『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』

石田 淳 著
株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者 
四六判/240ページ/1600円+税/ダイヤモンド社 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 「良い人材が採用できない」→「人材がうまく育たない」→「すぐ会社を辞めてしまう」という悪循環は、人材確保に苦しむほぼすべての企業に当てはまる。この流れを止めるために、多くの企業は採用にさらなる労力を費やすが、良い人材は獲得競争が激しく、また入社しても転職可能性があるのも事実だ。そこで、採用よりも既存の人材、それも社員のうち8割が当てはまるとされる「普通の人・できない人」の能力を伸ばしていくことを、冒頭の悪循環から脱する策として提唱するのが本書だ。

 本書は、「できる人」ではない8割の社員が確実に結果を出せるようになることを目的としている。行動にフォーカスした、誰にでも理解できる「教科書」を作るべき理由として、「仕事のレベルが高ければ高いほど、簡単な手法に分解して示さなければ部下は結果が出ない」「ハイパフォーマーには簡単にできることができないから、8割の人は結果を出せずに苦しんでいる」ことを挙げる。いずれも指導する側が見落としやすいポイントとして、的を射た指摘ではないだろうか。

 本書では上司の役割にも言及しており、社員が正しい行動をくり返すためには、上司のフィードバック能力の向上が欠かせず、マネジャーのための「行動の教科書」も必要という的確な指摘をしている。さらに、社員が正しく行動した場合には上司の迅速なフィードバックが必要とし、その方法として1分間フィードバックを勧めている。社員をうまく育成したい上司は、本書を読んでまず部下の行動を、次に自らの行動を振り返り、育成方法を見直すきっかけとしていただきたい。

 



短期間で社員が育つ「行動の教科書」

内容紹介

人口減少を背景に、最近の中堅・中小企業の「募集をかけても人が来ない」という悩みは深刻である。さらに政府の「働き方改革」の大号令のもと、生産性を高め、社員の残業を減らすことが至上命題となっている。「採用できない、育たない、すぐ辞める」という悪循環に苦しむ企業の経営幹部・人事教育担当者に、日本における行動科学マネジメントの第一人者が、「成長」をキーワードに構築した新しい人材育成システムと教育研修、評価の仕組みを提示する。
読者が自分の会社の状況に応じて導入するための「行動の教科書」づくりを中心に、事例を示しつつ、枠組みとステップをわかりやすく提示する。人事・教育担当者必携の1冊。

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