[2016.02.12]

BOOK REVIEW『7つのステップでできる部門業績評価制度のつくり方』

河合克彦 著
株式会社河合コンサルティング 代表取締役 
A5判/344頁/定価2600円+税/日本法令 


BOOK REVIEW 
人事パーソンへオススメの新刊



 企業業績は部門業績の集合で成り立ち、部門業績はメンバーである個人の業績に左右される。誰にも疑いのない構図だが、企業業績の伸長に向けて部門業績評価に取り組もうとするとき、部門業績と個人業績との関係性が顧みられることはあまり多くないのが実情だろう。部門損益の計算結果や目標・計画の達成度合いは部門単位のPDCAサイクルに反映されるが、これらと個人業績評価が制度的な結び付きの下で運用されている例は、役員や上級管理職を除けば、おそらくレアなケースと思われる。

 本書は、「管理部門を含む社内各部門の業績評価をいかに的確に行うか」と「部門業績を個人の業績判定にいかに合理的に組み入れるか」という視点から、部門業績評価の具体的設計に踏み込んだ、他に例を見ない解説書である。制度設計のステップについて、①評価対象部門・期間の設定、②部門の目的の設定、③評価要素の設定、④評価項目の設定、⑤評価基準の設定、⑥評価運用の仕組み、⑦評価結果の運用(個人業績評価等への反映)――という7段階で詳述している点が特徴の一つだ。

 こうした制度設計プロセスと併せて、代表的な部門(営業/製造/管理/研究・開発)の業績評価項目の具体例のほか、定常業務や他部門への支援度など、通常の定量評価では見逃されがちな要素についても具体的な基準や様式を例示して解説している。さらに巻末では、「部門業績評価がうまく機能する人事制度」という一章を設けて、個人業績判定への部門業績要素の組み入れ方についてアドバイスを加えている。部門業績と個人業績の双方について、客観的な評価の構築を課題としていた実務担当者には、ぜひ手に取ってみていただきたい。

 



7つのステップでできる部門業績評価制度のつくり方

内容紹介 

本書は、企業の「経営戦略、会計・経理」の分野と「人事管理」の分野を結びつけるためのツールとして「部門業績評価」を解説した他に類を見ない書籍である。管理部門の損益計算にもメスを入れ、部門業績評価制度の構築の仕方や、そのためのインフラについても解説している。著者の豊富なコンサルティング経験をもとに、事例を示しながら、実際に部門業績評価制度構築・運用上で使用する書式についても掲載。

禁無断転載
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