[2014.05.26]
G-OJT(グローバル人材育成型OJT)
公開日 2014.5.26 深瀬勝範(Fフロンティア 代表取締役・社会保険労務士)
G-OJT(じい・おーじぇいてぃ)
OJTを通じてグル―バル人材を育成する考え方。2014年5月に経団連が公表した報告書「グローバルに活躍できるマネジャーの確保・育成に向けた取り組み」の中で紹介された。
これまで、日本企業におけるグローバル人材の育成は、語学研修やビジネススクールへの派遣等のOFF-JTを通じて行われることが多かった。しかし、実務を伴わないOFF-JTでは、海外拠点で実際に職務を遂行できる知識やスキルの習得が不十分になるおそれがある。また、OFF-JTの受講者数には限りがあるため、グル―バル人材の育成が、急速に進む海外展開のペースに追い付かなくなることも見込まれる。
そこで、OFF-JTと併せて、海外事業を実際に経験させるなどのOJTを積極的に行い、グローバル人材を計画的に育成する取り組みが、大手企業を中心に進められるようになってきた。このような海外事業の現場で行われる実践的な訓練が「G-OJT」であり、具体的には次のことが実施される。
- 人員配置・人事ローテーションの範囲を、国内のみならず海外拠点にまで拡大して、多くの社員(特に若手社員やマネジャー候補者)に、海外拠点での職務経験を積ませる
- 海外事業の経験者が「教える側」になり、グローバル人材の育成を各現場において効果的に進める
労務管理、人事評価、ハラスメント対応など充実のコース!
労務行政eラーニング 詳しくはこちら禁無断転載
▲ ページの先頭に戻る