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BOOK REVIEW 【編集部】 [2012.02.17]

BOOK REVIEW(71) 残業ゼロでワークもライフも楽しみたい!


『全員成果を出して定時で帰る会社の毎日楽しく働く秘訣』
株式会社ワーク・ライフバランス著 小室淑恵監修
中央公論新社
四六判・222ページ 1575円(税込)

 全員成果を出して定時で帰る会社の - 毎日楽しく働く秘訣 全員成果を出して定時で帰る会社の – 毎日楽しく働く秘訣 

 

大変な仕事こそ、楽しく乗り切る!
ワーク・ライフバランスの第一人者小室淑恵。
その成功のノウハウとエピソードの数々を一冊に。

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ジンジュールでも度々紹介している「ポジティブ・オフ」運動。休暇(オフ)を前向き(ポジティブ)にとらえて楽しもうというもので、長期的には休暇を楽しむライフスタイルやワーク・ライフ・バランスの実現などの「ライフスタイル・イノベーション」につなげていくのが目的です。(http://www.rosei.jp/jinjour/special/50303.html)

オフを前向きにとらえる=休むだけでなく楽しむためにはまず、オンである仕事の時間を効率よく使うことが必要でしょう。それによって、終業後のオフタイムを確保することはもちろん、週末の休暇も積極的に楽しめるようになるはずです。

残業ゼロをルールとして毎日のオフタイムを生み出し、さらに仕事の時間まで楽しく過ごせるようにならないだろうか――本書は、そんなチャレンジを試みて成功した著者・株式会社ワーク・ライフバランスの事例が紹介されています。

仕事もポジティブにとらえるためのノウハウがいくつも紹介されていますが、その中でも、ちょっとした発想の転換が大きな効果をもたらしそうな同社の事例を挙げてみましょう。

・・・・・

◆「朝・夜メール」

朝はその日の予定、業務の優先順位を詳細に書き出してチームで共有化。
夜はその日の報告。予定通りいったか、反省や感想なども。翌日のタスクも簡単に。

最初は手間のかかる作業のように思えても、定着するとチーム全体の効率化に役立つとか。「部下は意外なほど上司の予定を知りたがっている」ため、マネジメント層こそ率先して始めるべきとしています。

◆マニュアル作成

教えてもらう人が作る。
引き継ぎの都度、現状に合わせてわかりやすく追加訂正する。

多くの人の目に触れさせ、常に改善して使いやすくしていきます。紙ではなく、テキストベースのデータにすることで、検索性も向上するとのこと。

◆メールの送信ルール

社内外へのメール送信は夕方6時まで。

定時で帰る社員のいない間、つまり業務時間外に数人でやりとりされたメールで何かが決まっていたりすることで、モチベーションは下がるものです。(社員一人ひとりの都合によって勤務時間をずらすこと自体は問題ありません)

◆育成にかける時間

新入社員やインターンのフォローや、相談を受けるのは夕方5時から。

厳しい時間の制約があるため、タイムマネジメント力、説明力、個別対応力のスキルアップにつながります。やがてチーム全体でこなせる仕事量が飛躍していくそう。

・・・・・

もちろんこれはほんの一部ですが、こういったさまざまな取り組みを積み重ねることによって、いよいよオフの時間がしっかりと視野に入ってくることになります。

同社では、差し支えない範囲でライフ(プライベート)の予定もスケジューラーで共有しているそうです。事情を考慮して、業務を調整することが可能になるためだとか。また、習い事や資格取得の勉強をしている人にとっては、予定を共有することがその動機付けにもなるとしています。

最後に、ワークとライフのバランスをとり、ライフを充実させるために本書が提案するポイントをご紹介しましょう。

★ライフを充実させるための4つのポイント

①まずは自分が楽しめるように動く
②ワークとライフをトータルに把握してみる
③自分の将来を予測してみる
④家族やパートナー、大切な人をうまく巻き込む

「そもそもどうやってオフタイムを捻出したらいいのか?」「オフタイムは作れたけれど、何をしていいかわからない」――そんな、これからのビジネスパーソンの指南書にもなってくれそうな1冊です。

 

◆目次
第1章 「本当に残業ゼロなのですか?」
第2章 「定時で全員退社」を仕組み化する
第3章 後輩の育成で「みんなで」楽しく成果を出す職場に
第4章 「仕事を楽しむ」を仕組み化する
第5章 「ライフを楽しむ」を仕組み化する

◆監修
小室淑恵(こむろ・よしえ)
株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長
ワーク・ライフバランスコンサルタント
日本女子大学卒業後、資生堂に入社し、社内起業家として社内外から脚光を浴びる。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004・キャリアクリエイト部門を受賞。資生堂退社後、2006年に株式会社ワーク・ライフバランスを設立。開発した育児・介護・私傷病による休業者の職場復帰支援プログラムarmo[アルモ]は導入企業数400社を超える。同プログラムは第3回日本ブロードバンドビジネス大賞を受賞。
創業当初から残業ゼロを会社のルールとし、その実現から生み出されたノウハウをもとに長時間労働を減らし効率的な働き方で生産性を向上させる「働き方の見直し」コンサルティングを数多く提供しているほか、個人で働き方の見直しができるモバイルサイト「働き方チェンジナビ」も人気を博している。近年では介護と仕事の両立に向けたセミナー・コンサルティングも好評を得ている。自身も1児の母としてワーク・ライフバランスを実現中。近著に『「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす!-「欠員補充ゼロ」の職場術』(プレジデント社)などがある。


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