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Business Report-我が社の次の一手 [2012.03.30]

第2回 「One to One マネジメント」で効率的・効果的な人事施策を実現する

中野 真孝 なかの まさたか

株式会社アクティブ アンド カンパニー アーキテクト本部 マネジャー

企業競争力を高めるには、社員の経験や能力を"見える化"すること
~これからの効果的・効率的な人材マネジメント手法はこれだ~

前回のコラムでは、One to One マネジメントが求められる背景について述べた。今回はOne to One マネジメントに取り組んでいる企業の事例について紹介する。事例として紹介する2社では、株式会社アクティブ アンド カンパニー(以下、弊社)が提供する「アビリティマネジメントシステム®」を導入し、先進的にOne to One マネジメントを実践している。

アビリティマネジメントシステム®とは

「アビリティマネジメントシステム®」(以下、AMS)は、弊社が組織・人事コンサルティングの観点から、機能面および運用面を考慮して開発したシステムで、One to One マネジメントを実現するソリューションの一つでもある。同システムの特徴は、以下の3点である。

(1)評価や育成などを中心とした人材マネジメント領域に特化
一般的な人事システムは、報酬や労務関係の機能を中心に作られている。それに対してAMSは、評価や育成を中心とした人材マネジメント領域の情報管理に特化しており、One to One マネジメントに必要とされる人材に関わる情報を一元管理し、最大限に活用できる仕組みが実装されている。

(2)ノンプログラミングシステム
AMSは、クラウド型サービスとして提供しており、IT部門やシステムベンダーの力を借りることなく、自社のニーズに沿って人事部門等の管理者が自由に管理項目を設定することができる。また、管理項目の変更が生じた場合にも、自社で対応することができる。

(3)柔軟性の高さ
人材管理の対象となる項目は、業種・業態・規模により異なり、外部環境などによっても変化する不安定なものである。そのため、管理項目を柔軟に追加・変更できることは、社員情報の管理において非常に重要である。AMSでは外部環境の変化などにより自社の社員の管理項目が不足していれば、管理項目をすぐに追加することができ、情報を蓄積していくことが可能である。

上記以外にも、AMSではアンケート機能や分析機能、権限設定機能、ワークフロー機能などを備えており、人材マネジメントの企画・運用を効果的・効率的に行うことができるシステムである[図表4]。

■事例:A社の場合

A社は、新商品開発のための市場分析・トレンド把握をはじめ、ネットリサーチ・街頭リサーチの定量調査、グループインタビューによる定性調査を幅広く手掛けている会社である。

<背景>
A社は、自社独自の価値を創出することを目的に、社員の経験や能力の可視化を図り、必要とされる人事施策・組織施策を明らかにして、効果的・効率的な人材マネジメントを実現したいと考えていた。

A社で活躍する社員の多くは、即戦力で活躍することを前提に中途入社の社員で構成されているが、これまでは中途入社の社員情報を詳細に管理していなかったため、前職での経歴や経験や入社後の人材マネジメント情報が十分に把握できておらず、社員の経験や能力の全体像が見えづらいという問題に直面していた。

<取り組み内容>
(1)社員情報の可視化
A社は、社員情報のうち在籍年数、職務経歴、評価変遷をAMSで一元管理し、蓄積を行った。その結果、ハイパフォーマーやローパフォーマーの傾向が可視化できるようになり、自社の社員の経験や能力の全体像が把握できるようになった。

(2)社員意識調査
次に、AMSのアンケート機能を用いて社員の意識調査を行った。「社員が会社のどこに魅力を感じているか、厳しい仕事の中で何に充実感を得ているか、さらに力を発揮するためには何が必要なのか」等を社員ごとに把握した上で分析を行った。このような分析を通じて得た結果を基に、社員個別の施策を決定することで、人材マネジメントの高度化を実現している。

事例:B社の場合

B社は、給与・賞与計算、年末調整といった給与業務に関連するアウトソーシングビジネスを展開している。

<背景>
B社は今後、タレントマネジメント(組織のパフォーマンス向上に大きな影響を与える能力を持つ人材が、どのような要件[素養・能力・スキル等]を持つのかを特定し、それらを最大限に引き出すために投資や教育を行うこと)を実現させることを目指している。

B社では、社員の履歴・職務経歴等の人事情報や受講した研修、異動情報等がそれぞれ別々のファイルや紙で保存されており、それらの情報を会社の人事施策に活かすことが困難な状況にあった。

<取り組み内容>
社員情報の一元管理
B社は現在、社員の基本情報(例:氏名、住所、生年月日等)、履歴書、職務履歴書、異動履歴、社内申請書等の情報をAMSで管理している。今まで苦労して探していた社員情報は、AMSの[分析機能]を活用することで、容易に確認できるようになった。今後は、現在管理している情報に加え、全社員の過去の評価結果や昇格・降格等の履歴、保有資格等の情報も蓄積管理し、社員の成長過程を記録することで、目標とするタレントマネジメントを実現させるための土台作りを、さらに進めていく予定である。

図表4 AMSを活用したOne to One マネジメント

【参考】アビリティマネジメントシステム®
 http://www.aand.co.jp/service/ams.html

以上の事例は、One to One マネジメントの取り組みの一例に過ぎない。経済のグローバル化、少子高齢化により、今日のビジネス環境は劇的に変化した。そのため、これまでと同じ手法で人材をマネジメントし、企業として継続的な成長を遂げることは難しくなると言える。今後も、企業が成長し続けるためには、社員情報の一元管理・可視化を実現し、様々な価値観を持つ人材一人ひとりが価値を創出できる環境を整備することが必要不可欠である。

 お知らせ

弊社では、『One to One マネジメント』に関するセミナーを開催致します。
皆様のご参加お申込みをお待ちしております。

勝ち抜く組織を創るタレントマネジメント
~組織力を最大化させる仕組みを創る『One to Oneマネジメント』~

●4月24日(火)
http://www.aand.co.jp/newsrelease/2012022902.html
『One to One マネジメント』を活用し、組織力を最大限に引き出し、効果的・効率的な人材マネジメントを実現するための3大要素をご紹介します。

写真:中野 真孝さん

Profile

中野 真孝 なかの まさたか

株式会社アクティブ アンド カンパニー アーキテクト本部 マネジャー
国内系ITコンサルティングファームにてERP(基幹業務)システムの財務・管理会計コンサルタントを経験後、外資系プロフェッショナルファームにて日本法人のコンサルティング事業部立ち上げに参画し、チェンジマネジメント、BPR、ERPシステム導入に関与。現在は組織・人事領域のほか、戦略・方針策定領域など組織活性化を目的としたソリューションを多岐にわたり提供している。


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