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Business Report-我が社の次の一手 株式会社トランストラクチャ [2012.02.24]

人事定量分析サービス「人事アナリシスレポート」(第2回・完) 課題解決に向けた合理的アプローチが企業を強くする

林 明文 はやし あきふみ

株式会社 トランストラクチャ

代表取締役 シニアパートナー

この時代における経営から人事部門に対する要請は、人事管理レベルの飛躍的な向上である。これまでのように単に事務を行う人事部ではなく、企業成長を基盤から支える戦略部門としての人事部が期待されている。現在および将来の人事の課題を明確にし、その課題解決のための施策を設計し、実際に解決(運用)するという当たり前のフローが、現在の人事部門では課題を明確にするという最初の段階でできていない。そうした状況を解決するためのサービスとして、弊社の「人事アナリシスレポート」を紹介する。

自社のデータから人事の課題を浮き彫りにする「人事アナリストレポート」

人事アナリストレポート(以下、AR)とは、損益データや人事データ等の会社保有のデータを使用して、さまざまな分析をし、人事の課題を浮き彫りにするためのツールである。このARを活用すると、客観的なデータを使用して信頼性の高い手法を駆使して分析するので、合理的な状況把握が可能となる。

例えば、人件費が過剰か不足かという分析には、過去数年分の労働分配率や他社の労働分配率との比較で行う。そのため、定量的に過剰/不足人件費を把握することができる。また、その企業にとって理想的な等級・グレード別の人員構成と、人事制度および運用によって生じた実際の人員構成との差から、経営方針・計画と人事制度・運用が合致しているかを分析することも可能である。多くの企業では、社員の高年齢化に伴い高等級・高グレード化が常態化し、その結果、人件費が高騰している状況にある。ARを活用することで、どの程度のいびつな人件費構造となっているかを客観的・合理的に判定できるわけだ[図表1]。

図表1-1 アウトプット例(人件費連動性)

図表1-1 アウトプット例(人件費連動性)

図表1-2 アウトプット例(能力別人員構成)

図表1-2 アウトプット例(能力別人員構成)

図表1-3 アウトプット例(人材流動性)

図表1-3 アウトプット例(人材流動性)

図表1-4 アウトプット例(現行ベース人件費将来予測)

図表1-4 アウトプット例(現行ベース人件費将来予測)

上記のように、経営者や人事部門が想定している課題についてデータを使用して客観的・合理的に分析できることが、このサービスの最大のメリットである。このサービスを利用することで得たデータを社内で展開することで、自社の人事の課題について共通認識が持てる上に、正確に課題とその重篤度合いを判断することができる。今までのような感覚的で表層的な問題認識から導き出された、または解決策として効果の乏しい人事施策を実施することを回避できるわけだ。

「人事アナリストレポート」は、アドバンス版とベーシック10版の2種類を提供

ARにはアドバンス版とベーシック10版の2つのバージョンがある。フルバージョンである「ARアドバンス版」は、30の指標から定量分析が行える。主要な分析内容は、①人件費、②人員数・人員構成、③人件費単価、④人事制度と運用、⑤将来課題であり、社員のモチベーション以外の主要な人事の課題はほぼカバーしている[図表2]。したがって、「ARアドバンス版」によって人事の大半の課題が診断できる。

図表2 ARアドバンス版で分析できる項目

図表2 ARアドバンス版で分析できる項目

ARのサービスは、クライアントから所定のデータをご提供いただき、弊社で診断・分析し、約10日で結果を報告する。分析結果は、レポート(ARアドバンス版では約70ページ)の提出ともに、分析内容のプレゼンテーションを行う。この報告会では、前半は分析結果の主要な内容の説明、後半は分析の結果、実施すべき人事・雇用に関する施策と計画案を提示する。単純な診断結果の報告だけでなく、今後の人事施策についての意見交換も行うことで、人事の計画策定の重要なワンステップとして使用できる。また、報告会は社長をはじめとした役員に対して行うことも多く、そのため人事の状況の社内共有も促進されるメリットがある[図表3]。

図表3 ARにおける分析から施策展開までの流れ

図表3 ARにおける分析から施策展開までの流れ

すでにARは、多くの企業で利用されており、実際に利用した企業の感想では「人事の問題について整理ができた」「気付かなかった課題があった」「課題の重要性の認識が異なっていた」「社内で認識の統一ができた」などの声が寄せられている。重要な人事政策を議論する上でのプラットホームとしてARを活用したり、定期健康診断のように毎年定点観測する企業もある。すべての分析は合理的・科学的に検証された手法で行い、ツール化されているため短時間で効率的な分析が可能となっている。これは多くの企業に安定した品質のサービスを廉価で提供できるというメリットでもある。

ARは、アドバンス版のほかにベーシック10版がある。ベーシック10版はアドバンス版に比べ、分析指標は少ないが、課題が明確で簡易に確認、検証したい企業に適している。また、このARの派生サービスとしてMRA(マチュア・リスク・アナリシス)がある。これは、今後高齢化が進む企業に対して企業の成熟化のリスクを定量的に分析するツールで、成熟化時代に対応したARサービスという位置付けである。

 『人事アナリシスレポート』に関するサービス案内

http://www.transtructure.com/consul/analysis.html

 セミナー情報

http://www.transtructure.com/seminar/index.html

以上

写真:林 明文さん

Profile

林 明文 はやし あきふみ

株式会社トランストラクチャ 代表取締役シニアパートナー
青山学院大学経済学部卒業。トーマツコンサルティング株式会社に入社し、人事コンサルティング部門シニアマネージャーとして、数多くの組織、人事、リストラクチャリングのコンサルティングに従事。その後、株式会社ウエイステーション(ライトマネジメント コンサルタンツ)の代表取締役社長を経て現職。この間、人事・雇用に関するコンサルティングとともに講演、執筆活動を数多く行っている。主たる著書に『人事リストラクチャリングの実務』(実業之日本社)、『人事制度改革と雇用調整の実務』(中央経済社)、『CFOハンドブック』(中央経済社・共著)、『よくわかる希望退職と退職勧奨の実務』(同文館出版)、『人事の定量分析』(中央経済社)がある。


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