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[2010.12.02]

屋外で就労する労働者について、休日を「雨の日」としてもよいでしょうか。


A 少なくとも前日までに、休日とする旨を労働者に通知していれば、労基法上の規定には反しないと考えられます。ただし、休日は就業規則等で具体的に特定しておくことが望ましいでしょう。

1.「休日」と「休業」

「休日」とは、雇用契約上、労働者が労働する義務を負わない日のことをいいます。ある特定の日を「休日」とするには、単にその日に就労させなかったというだけではなく、当初から労働者が労働義務を負っていない日である必要があります。
結果的に労働者を就労させなかった日は、「休日」ではなく「休業」となります。なお使用者都合の休業は、労基法(26条)の規定により休業手当の支払い義務が発生します。

2.休日の特定

休日は週の特定の曜日に固定されるのが通常です。ところで労基法(35条)は、「毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない」とする1週1休日制の原則を定めていますが、休日を特定の日に設定することまでは要求していません。そこで屋外作業を行う事業では、雨天の場合は、その日を休日とするという取り扱いがなされることがしばしばあるようです。
ただし雨天の日を休日とするためには、その日が結果として労働しなかった日ではなく、そもそも最初から労働義務を負わない日である必要があります。また休日は、暦日単位(午前0時から午後12時までの24時間)で付与することになっているので、遅くとも前日までに、その日を休日とする旨を労働者に通知しておく必要があります。当日になってから休みにしても「休日」扱いにすることはできず、「休業」という扱いにしかできません。

3.労基法の「休日」の趣旨

労基法(35条)が1週1休日制を定めている趣旨を考えると、休日は就業規則等であらかじめ具体的に特定しておくことが基本で、仮に雨天の日を休日とする取り扱いをする場合でも、その旨を就業規則等で規定しておく必要があります。
行政の通達(参考資料①、②)でも、「労基法第35条は必ずしも休日を特定することを要求していないが…就業規則の中で単に1週間につき1日といっただけでなく具体的に一定の日を休日と定める方法を規定するよう指導」するとし、屋外作業のため雨天の日を休日とする事業場には、「休日はなるべく一定日に与え、雨天の場合には休日をその日に変更する旨を規定するよう指導」するとしています。

<参考資料>
①昭23.5.5 基発682号、昭63.3.14 基発150号
②昭23.4.26 基発651号

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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