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[2010.12.02]

「労働時間」の定義を教えてください。


A 労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間を指します。

1.労基法上の労働時間

労基法では労働時間について特に明確な定義は定めておらず、現に「労働させた」時間を「労働時間」と定義しているだけです。例えば、32条では「使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない」「1週間の各日については、・・休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない」と規定しています。

2.拘束時間、労働時間、休憩時間

労働者が会社に出勤してから退社するまでの時間を一般に「拘束時間」といいます。拘束時間は、「労働時間」か「休憩時間」のいずれかに分けられます。労基法上は、労働時間と休憩時間の中間に属する時間というものは認められておらず、休憩時間でなければ労働時間となります。

3.休憩時間と労働時間

休憩時間(労基法34条)とは、「単に作業に従事しない手待時間は含まず、労働者が権利として労働から離れることを保障されている時間」(参考資料①)とされています。手待時間とは、実際に作業はしていないが就労開始に備えて待機している時間で、例えば工場作業場での作業の中断や、事務所での電話番などが該当します。手待時間は、指示があれば直ちに作業に従事しなければならない点で、使用者の指揮監督下に置かれていると解釈されています。このように不就労が保障されていない時間は、仮に作業を行っていない手待時間であっても、休憩時間ではなく「労働時間」とされます。

4.判例上の労働時間

最高裁の判例によれば、「労働者が、就業を命じられた業務の準備行為等を事業所内において行うことを使用者から義務付けられ、又はこれを余儀なくされたときは、・・・使用者の指揮命令下に置かれたものと評価することができ」るとして、時間外になされた行為であったとしても労基法上の労働時間に当たると判断しています(参考資料②)。
これらから労基法上の労働時間とは、「使用者の指揮命令下に置かれた」時間と考えておけばいいでしょう。

<参考資料>
①昭22.9.13 発基17号
②三菱重工業長崎造船所事件(最高裁一小 平12.3.9判決)

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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