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[2010.12.02]

出向期間中の雇用保険の取り扱いはどのようになりますか。


A 出向者の雇用保険関係は、出向先と出向元のいずれが主たる賃金支払者かによって決まります。

1.出向期間中の雇用保険の適用関係

雇用保険の適用事業場に雇用される労働者は、その意思にかかわらず、法律上当然に被保険者になるのが原則です。在籍出向の場合、出向者は出向元との雇用関係を維持しながら、出向先の指揮命令を受けることになりますので、出向元と出向先との間で2重の労働関係にあるといわれます。このような場合、出向者が出向元・出向先のいずれで雇用保険の被保険者となるかという問題が生じますが、原則として生計を維持するのに必要な主たる賃金を受ける雇用関係において被保険者となります(参考資料①)。
たとえば出向者の賃金を出向元が4割、出向先が6割負担しているとすると、主たる賃金を受ける雇用関係は出向先との間にあることになります。

2.二以上の事業主の適用事業に雇用される者

同時に二以上の事業主に雇用されるなど、複数の事業主との間に雇用関係がある労働者については、これら複数の雇用関係のうち一の雇用関係についてのみ被保険者となります。その場合、原則として貰っている賃金が多い事業主のもとで被保険者資格を取得します。
在籍出向のようにもともと適用事業に雇用されていた労働者が、その雇用関係を維持したまま他の事業主に雇用される場合は、主たる雇用関係(生計を維持するのに必要な主たる賃金を受ける雇用関係)についてのみ被保険者資格が認められます。
たとえば出向先が負担する出向者の賃金よりも出向元が負担する額の方が多い場合は、出向元が主たる雇用関係になるので、雇用保険の被保険者資格は出向元で維持されます。逆に出向先が主たる雇用関係になる場合は、出向元での被保険者資格を喪失させ、同時に出向先で被保険者資格を取得させる手続きを行います(参考資料②)。

3.出向者の雇用保険関係の例外

出向者は、主たる雇用関係についてのみ被保険者となるというのは原則ですが、出向先の被保険者となることで、出向元の被保険者であった場合に比べて著しく差異が生じる場合は、例外として労働者にいずれの会社で被保険者となるかを選択させることもあり得ます。

<参考資料>
①昭43.6.11 職発302号
②行政手引20351

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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