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[2010.12.02]

出向期間中の労災保険の扱いはどのようになりますか。


A 出向先の労災保険の適用を受けるのが基本です

1.出向中の労災保険関係

出向者は、出向元と出向先の双方との間に労働契約関係が成立している、いわゆる「二重の労働契約関係」にあるとされています。ただし労災保険関係については、出向者を指揮監督しているのが出向先である以上、出向先の労災保険の適用を受けることになります(参考資料①)。
労災保険関係が出向先との間で成立しますので、出向者の保険料の負担および納付義務も出向先が負うことになります。

2.出向者の賃金と保険料

出向期間中の賃金については、出向先が支払う場合も出向元が継続して支払う場合もあります。出向者の賃金の全部または一部が出向元から支払われている場合、出向先は出向元が負担する賃金と自社が負担する賃金を合算した賃金額を、労働保険料申告書の賃金総額に含めて報告しなければなりません。
なお出向者の労働保険料の申告・納付は、自社の従業員分と合わせて出向先が行いますが、出向者の労働保険料の負担を出向元に求めることは違法ではありません。出向元と出向先との取り決めにより決めればいいことです。

3.出向者の給付基礎日額の算定

労災保険の給付(休業補償給付など)額のベースとなる給付基礎日額の算定に当たっては、原則、労災事故などの支給事由発生日の前3カ月間に支給した賃金総額を、その期間の暦日数で割って算定することになっています。つまり3カ月間の平均賃金額をもとに労災保険給付額が決まるのですが、出向者の賃金が出向先と出向元の双方から支給されている場合には、それらを合算し平均賃金を算定することになります。出向先と出向元とで賃金締切日が異なる場合には、それぞれ別々に計算し双方の賃金額の合計額をもって平均賃金額とします。

<参考資料>
①昭35.11.2 基発932号

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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