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[2010.12.02]

賃金カットと減給処分の違いはなんですか。


A 賃金カットは、欠勤・遅刻をした時間当たりの賃金相当額を支払わないことです。減給処分は、懲戒処分の一つで賃金から一定額を減額控除することです

1.賃金全額払いの原則

労働基準法(24条)は、賃金についてその全額を支払わなければならない旨を定めています。ただし、使用者の賃金支払い義務は、実際に労働者が労務を提供してはじめて生じるもので、労働者の責任で労務の提供がなされなかった場合には、その分について賃金を支払う義務はありません(ノーワーク・ノーペイの原則)。
就業規則等において、「欠勤・遅刻・早退の場合、各○○円を控除する」と定める場合、控除する金額が、欠勤等による不就労時間に対応する金額の範囲内であれば、「賃金カット」に該当し、減給処分にはなりません。

2.不就労時間以上の賃金カットは制裁となる

これに対し不就労時間に相当する賃金額以上の減額、あるいは労務の提供があるにもかかわらず賃金を減額する場合は、懲戒処分としての「減給処分」となります。よって減給処分を行う場合には、就業規則等に減給処分に該当する事由等をあらかじめ定めておく必要があります。

3.賃金計算上の留意点

遅刻・早退について30分単位で切り上げて時間計算し賃金を控除することは、減給の制裁に該当すると考えられています(参考資料①)。時間を切り上げることで、不就労時間以上に賃金をカットしてしまうからです。
ただしこの場合、減給の制裁に当たるのは、「実時間に対応する控除額を超える部分」にとどまると解されています(参考資料②)。つまり不就労時間以上に賃金をカットしてしまった部分だけが減給の制裁に該当するということです。

<参考資料>
①昭26.2.10 基収4214号
②昭63.3.14 基発150号

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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