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[2010.12.02]

懲戒処分として出勤停止を命じる場合、期間はどれくらいまで認められるでしょうか。


A 過去の裁判例などから考えて、最高でも3カ月が限度でしょう。

1.出勤停止とは

「出勤停止」とは、労働契約そのものは継続させながら、労働者の就労を一定期間禁止する懲戒処分です。この場合、出勤停止期間中の賃金は支払われず、退職金計算の基礎となる勤続年数にも算入されないのが一般的です。
出勤停止の期間制限については、法律上明文の規定はありません。ただし懲戒処分は、処分の対象となった非違行為(非行・違法行為)の内容・程度との関係で、合理的な内容である必要があります。出勤停止は、相当の期間にわたって賃金が支払われないという不利益を労働者に課すものですので、懲戒解雇に準ずるものとして慎重に行わなければなりません。

2.出勤停止期間に関する裁判例

出勤停止処分の合理性が認められるには、出勤停止期間が妥当であるかどうかが重要となります。
例えば、園外保育において保母が蚊に刺された園児に薬を塗っている間に他の園児2名を見失い15分後に発見された事案では、減給処分が相当であるとして7日間の出勤停止が無効と判断されました(参考資料①)。
また、貸切バスガイドが、生理日の休暇中に、深夜遠隔地へ長時間かけて旅行し、翌日の民謡大会に出席したことが生理休暇の不正取得とされ、これに対する6カ月の懲戒休職を重すぎる処分であるとして、 3カ月間の休職処分の限度で有効と判断した例(参考資料②)があります。
出勤停止処分の期間については、懲戒事由の内容によりますが、1週間から3カ月以内であれば特に問題はないと思います。

<参考資料>
①七葉会事件(横浜地裁 平10.11.17判決)
②岩手県交通事件(盛岡地裁一関支部 平8.4.17判決)

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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