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[2010.11.30]

妻の出産費用に充てたい――と、従業員から給与の前払いを相談されました


A 家族の出産や病気の治療費の支払など、突発的な労働者の出費に充てるため、賃金支払日前に労働者から請求があれば、使用者は賃金を前払いする必要があります。

1.賃金の非常時払い

労働基準法(25条)では、労働者や家族のライフイベントや病気などの突発的な出費に充てるために、労働者は既に働いた分の賃金を、賃金支払日以前であっても請求できるように定めています。
賃金は、「一定期日払いの原則」によって毎月決まった期日に支払われていますが、不測の事態が生じた場合は、賃金支払日まで待てない場合があります。労働基準法は、そのような非常時においては、「支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない」と定めています。「既往の労働に対する賃金」とは、既に働いた分の労働に対する賃金という意味です。
「非常時払い」は、労働者から請求があった場合に支払わなければなりませんが、支払日は特に定められていません。遅滞なく、なるべく早く支払うようすれば問題ありません。

2.非常時払いが請求できるケース

「非常時払い」で賃金を請求することができるケースは、具体的には下記です。「労働者の収入によって生計を維持する者」とは、労働者の収入で生活している者であれば親族に限らず、同居人であっても対象となります。

①労働者の収入によって生計を維持する者の出産、疾病、災害
②労働者またはその収入によって生計を維持する者の結婚、死亡
③労働者またはその収入によって生計を維持する者が、やむを得ない事由により1週間以上にわたって帰郷する場合

<参考資料>
労働基準法(25条:非常時払い)
使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他命令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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