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[2010.11.30]

パートタイマーを契約期間中に解雇することは認められますか?


A 有期契約のパートタイマーであっても解雇は可能ですが、損害賠償請求されるリスクがあります。

1.有期契約

期間を定めて雇用する契約を有期契約といいます。有期契約は、原則として期間満了で雇用が終了しますので解雇が問題になることはありません。しかし、会社の倒産や事業の廃止など、やむを得ない事情が発生することもあります。また、経営の見通しを誤って人員が過剰になり、期間途中で解雇せざるを得なくなる場合もあります。

2.有期契約の解雇規制(民法)

民法(628条)では、「当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる」と規定しています。
この条文のポイントは、「やむを得ない事由」がないと途中解約できないという点です。使用者による解約は、天災事変や経済的事情で事業の継続が困難になった等、よほどのことがない限り認められません。さらに使用者の過失があれば、損害賠償責任も発生します。

3.有期契約の解雇規制(労働契約法)

労働契約法(17条1項)にも、民法と同様の規定があります。ただし労働契約法では、「やむを得ない事由がある場合でなければ・・・解雇することができない」という表現になっています。この表現で、「やむを得ない事由があること」を裁判で主張立証するのは、使用者の責任であることが明確になっています。

4.有期契約の解雇規制(労働基準法)

労働基準法(20条)は、解雇をする場合は30日以上前に予告するか、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を支払わなければならないと定めています。有期契約であっても、この解雇規制は適用となります。ご注意ください。

5.結論

結局、有期契約の場合の途中解約は難しく、仮に解約できたとしても労働者から損害賠償(期間満了までの賃金全額)を請求されるリスクがつきまといます。

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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