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[2010.11.30]

遅刻、無断欠勤などを繰り返す従業員を解雇したいのですが…


A 遅刻、無断欠勤など勤務態度が悪い従業員であっても、その程度が重大・悪質で、改善見込みがない程度にまで達しているのでなければ、解雇できません。

1.職務懈怠(しょくむかいたい)

遅刻、無断欠勤、多頻度の早退、協調性欠如などの勤務態度が悪い社員は、職務懈怠つまり、労働義務を完全に果たしていない(労働義務の不完全履行)ことになり、本来であれば解雇の対象となります。
しかし、労働義務違反の程度が、労働契約の目的を達成することができないといえる程度までに至っているのでなければ、いきなり解雇することは困難です。多少欠勤や遅刻があったとしても解雇はできません。欠勤や遅刻が反復継続的で、しかも使用者の注意・指導によっても改善が見込まれない場合に限り、解雇が可能となります。
もちろん遅刻があってはならないアナウンサーなどの職業で、遅刻を繰り返す場合は解雇の正当性は高まります。使用者の注意・指導以前に、遅刻は論外だからです。

2.企業秩序違反

勤務態度が悪い従業員が、社外の顧客や取引先に迷惑をかけることもありえます。その場合の解雇も使用者の注意・指導が前提となります。ただし、顧客に暴言を吐くなどの信用失墜行為を繰り返す場合は、解雇の正当性は高まります。
また、独善的な行動で社内が混乱して業務に支障が出ている場合も、解雇の正当性は高まります。ただし、上司を批判する私的メールを散発的に発信する程度では、解雇の合理的理由にはなりません。

3.業務命令違反

業務命令違反は懲戒解雇事由になりますが、普通解雇として処理することも可能です。業務命令違反とは、上司が指示したことをやらないということです。業務命令違反が解雇の合理的な理由となるのは、その業務命令拒否に特段の理由がなく、しかも再三の指示にも関わらず拒否し続けるという悪質な場合に限定されます。

回答者:本田和盛 社会保険労務士(あした葉経営労務研究所 代表)
http://profile.allabout.co.jp/pf/honda/

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