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魅力再発見! 企業ミュージアム
花王ミュージアム
[2011.03.29]

“よきモノづくり”の歴史と現在に触れる:花王ミュージアム(3/3)


魅力再発見!企業ミュージアム
花王ミュージアム③
(花王株式会社)
文=編集部、撮影=戸室健介

館内の「清浄文化史ゾーン」に囲まれる形で、フロアの中央部分で展開するのが「花王の歴史ゾーン」です。ガラスの素通しになっている展示ケースからは、反対側にある同年代の清浄文化史が見えるような工夫もされているため、同じ時代の流れをとらえながら展示を見ることができます。

創業の物語から最新技術での「肌年齢診断」まで!企業の足跡をまるごと体感

◆創業者たちの想い、彼らが遺したもの

創業者の初代・長瀬富郎にまつわる資料として、その生涯をまとめた映像や遺言状、かつて極秘だった石けんの処方など、貴重な資料を惜しむことなく紹介。その処方どおりに再現された最初の「花王石鹸」レプリカは、実際に手にとって匂いを嗅ぐこともできます。

48歳で生涯を閉じた初代の三男にあたる二代目富郎は、家事を科学的に見直そうという啓発活動にも尽力した人物です。ヨーロッパから近代設備を導入し、それまで15銭だった石けんを10銭に値下げ。1個当たりの分量も増やすという商品の大改革を実行しました。

◆デザインの変遷を見るのも楽しい、製品や広告の移り変わり

その「新装花王石鹸」発売に当たって、パッケージのデザインコンペが行われた際に出品された色とりどりの作品が、ガラスケースに整然と並べられています。昭和初期のデザインとはいえ、今でもまったく色あせないモダンなセンスの出品作の中から選ばれたのは、後に昭和期の日本を代表するグラフィックデザイナーとなった原 弘(はら ひろむ)の作品でした。

時代が今に近づくほど、見覚えのあるアイテムが登場してくるのも楽しみの1つです。懐かしいデザインの製品がずらりと並び、ところどころに設置されたモニターからは、花王製品のコマーシャルフィルムが、よく耳にしたコマーシャルソングと一緒に流れています。アーカイブには、テレビ放送が始まったころの貴重な作品も保存されているそうです。

◆だれでも簡単にできる「肌年齢診断」が大人気

階上のフロアは、体感コーナーとして人気の「コミュニケーションプラザ」。階下の2ゾーンとは対照的に、近未来的な明るい空間が広がります。現在発売中の同社新製品と、放映中のコマーシャルフィルムが出迎えます。

女性の来館者に絶大な人気を誇るのが、肌と髪の状態を診断できるコーナー。肌診断では、肌の表面を拡大したり、水分量・皮脂量を計測したり、弾力をチェックしたりして肌年齢が算出できます。毛髪診断は、髪の毛の傷み具合を赤外線で確かめたり、特殊な櫛を使って髪をとく音で測定したりします。

● ● ●

いずれも見学中の短時間で計測できるように簡略化した機器を使用していますが、具体的な数値や状態を実際に目で見られることもあってか、津田副館長によると「来館者の中には、工場とミュージアムの見学を一とおり終えてから、『最後にもう一度、肌診断をしたい!』と言うお客様もいるほど」の人気だそうです。

◆最新技術を間近で感じられる実験に大興奮

小学生を中心とした子どもたちが盛り上がるのは、さまざまな化学実験の映像が見られるエリアや、目の前で行われる実験のコーナー。防水性と通気性を併せ持つ紙おむつの実験では、一滴の水も通さず空気だけがブクブクと通る様子に、思わず声を挙げてしまいそうになります。また、アテンドの方の実演で、1000倍の水を吸うという吸水性ポリマーが、ガラス容器の中でぐんぐん水分を吸って増えていくのを目の当たりにすると、子どもならずとも興奮してしまうはずです。

普段は気にとめずにいる容器包装の工夫や、なじみは薄いものの実は身近にある産業用製品、化学品の仕組みや進化についても改めて感心させられ、さらに理解を深めることができます。同社の企業理念「花王ウェイ」にもある、“よきモノづくり”から生み出された成果を、こうして手に取って触ったり、重さを感じたり、匂いを嗅いだりできるからこそ、「コミュニケーションプラザ」が好評を得ているといえるのではないでしょうか。

◆同社の歴史と共に重ねられていく「清浄文化史」を遺す使命

同ミュージアム全体における今後の課題としては、今のところ清浄文化史、同社企業史ともに2000年までの展示であることから、2011年を迎えた現在、この10年余りをどう展示していくか検討しているとのことでした。折しも、2010年10月が「花王石鹸」発売から120周年に当たり、同社では社史を編纂中とのことです。その内容もふまえ、同ミュージアムの展示もリニューアルしていきたいと考えているそうです。
― 完 ―

■花王ミュージアム
所在地:東京都墨田区文花2-1-3 花王すみだ事業場内
開館時間:10:00~16:30
休館日:土・日・祝日および会社休日
入館料:無料
見学方法:事前予約制(東京工場と併せての見学)
予約方法:お電話でご予約ください
花王すみだ事業場サービスセンター見学受付/電話:03-5630-9004(平日9:00~17:00)
※見学希望日の2カ月前から受付
※会社行事と重なる場合は、お断りする場合があります

■アクセス
JR.総武線「亀戸」駅下車 徒歩15分または都営バス「日暮里」行き「福神橋」下車
東武亀戸線「小村井」駅下車 徒歩8分

■URL
http://www.kao.com/jp/corp_info/factories_18.html


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