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魅力再発見! 企業ミュージアム
おもちゃのまちバンダイミュージアム
[2011.03.24]

「バンダイは、世界が暗いからといって、同じように暗くなってはいけない企業なんです」~おもちゃのまちバンダイミュージアム(3/3)


魅力再発見!企業ミュージアム
おもちゃのまちバンダイミュージアム③
(株式会社バンダイ)
文=編集部、撮影=戸室健介

~第3回 「楽しい時を作る」をめぐる物語~

テーマミュージアムは、まだまだ続きます。「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の特徴は、日本だけでなく、ワールドワイドから展示品を収集していること。古今東西の文化・風俗史が、立体的に浮かび上がってきます。

◆海外の貴重玩具コレクションを通して、リアルな世界史を体感~テーマミュージアム③「ワールドトイミュージアム」

「ワールドトイミュージアム」では、ヨーロッパを中心とした海外の玩具コレクション約7000点から厳選したおもちゃを陳列し、研究成果を公開しています。

欧州を中心とした、海外アンティーク玩具の数々

所狭しと置かれた、鉄道模型やモデルカー、船や飛行機などの乗り物。古いブリキのおもちゃや、人形、ぬいぐるみ。オープンカーのキャデラックを小型化した、子ども向けのペダルカー。さらに、イギリスにおいて、資産家のたしなみであったドールハウス(ミニチュアサイズの大きさに作られた家の模型。自邸の様子を、家具や壁紙、調度品などまで詳細に再現している)の数々。

「ここに展示しているドールハウスの中には、ニューヨークのオークションで数千万円単位で落札された非常に価値の高いものも含まれています。19世紀の英国貴族が自邸を模して作ったものです。

現在、当ミュージアムでは、一室を作業工房に変えて、年代物のドールハウスの修復作業を始めています」(統括プロデューサー 吉川将司さん)

修復作業中のドールハウス。精巧に作られた装飾に驚かされる

大きな視点で見ると、世界においておもちゃ生産の中心地は、時代とともに移り変わってきました。19世紀、乗り物模型などの大半を生産していたのは、工業化が急速に進展していたドイツでした。その後、20世紀初頭にはイギリス製の模型機関車が席巻。そして戦後、アメリカ、そして日本のおもちゃが一気に広がっていった――という変遷をたどっています。なるほど、世界史の勉強にもなります。

おもちゃの背景にある、世界規模の近代産業史を学ぶことができる

なお、ここに集められた展示物は、ロンドンの「おもちゃ・模型博物館」から譲り受けた、芸術的、歴史的価値を備えているものです。

◆世界で5本の指に入る充実コレクション!~テーマミュージアム④「エジソンミュージアム」

このミュージアムには、世界で5本の指に入る「エジソンミュージアム」も設けられています。約3000点のエジソン発明品コレクションから貴重な発明品を厳選し展示しているものです。

国内最大規模のエジソンの発明品コレクション

コレクションの多くが動く状態で保存されており、当時の蓄音機でエジソンの肉声を聞くこともできます。

このコレクションのきっかけは、同社の経営者が、“子どもたちにヒットするおもちゃを創造できるひらめき、想像力を社員に付けさせる”ことをねらったものだといいます。

エジソンの電球のコレクションも豊富に

「しかし、せっかくのすばらしいコレクションですので、社内向けに所蔵するだけでなく、もっと社外のあらゆる人、子どもたちに見てもらおうと考え、現在では公開しています。

子どもたちが、発明王エジソンの発明品を間近で見て、その人間性や情熱、発明と物作りの面白さについて、少しでも興味を持ってもらえればと考えています」(吉川さん)

◆ミュージアムが目指していくものとは?

「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の運営は、非常にフレキシビリティにあふれています。「楽しい時を作る」という目的に沿っていれば、同ミュージアムでは「研究員」と呼んでいるスタッフからの意見をどんどん取り入れて、さまざまな企画を立ち上げていこうという自主性に富んでいます。例えば、先に紹介した、ドールハウスの修復工房を設けたのも、そんなアイデアの1つが具現化したものです。

ということで、統括ディレクターの吉川さんに、同ミュージアムが現在目指していることをうかがってみました。

統括プロデューサー吉川将司さん

①コスプレ文化を充実させていきたい。

「アニメ文化は、今や日本の重要な産業です。実は当社としてはコスプレイヤー向けの商品を販売しているわけではないのですが、このミュージアムでは意識的にコスプレ文化の後押しに取り組んでいます(編注:ゆえに、取材に応じていただいた吉川さんはアニメ『機動戦士ガンダム』の地球連邦軍ユニフォームを着用しています)。

毎月、『コスチュームプレイヤーズディライト』というコスプレのイベントをミュージアムで開催するなど、そのための布石を打っています」

――なるほど。

「コスチュームプレイヤーズディライト」

②日本の「ジャパニメーション文化」を正しく発信していきたい。

「2010年12月から、フェイスブック上でミュージアムのマイページを立ち上げているんです。これは、海外から来られる方が非常に増えていることがきっかけでした。今後も、こういった草の根の形での「海外への情報発信」は強化していきたいと考えています」

今後は、来場する「ファン」(同ミュージアムでは、来場者の方をこう呼ぶ)や、近隣地域に住むボランティア(「客員研究員」という名で呼んでいる)からの提案も実現していきたい、と話す吉川さん。

「スーパー戦隊シリーズ」の超合金ロボが一堂に!

「世の中は暗い状況ですよね。経済的にも見通しが厳しい。こうしたムードを打破するのは生活必需品ではないのではないか――そういうように考えているんです。つまり、おもちゃのようなモノこそ、暗い状況を打破するきっかけになるのではないでしょうか。

“楽しい時を作る”を企業メッセージに掲げているバンダイという会社は、世界が暗いからといって、同じように暗くなってはいけない企業だと考えています。

将来的には、このミュージアムを媒介として、ファンたちの大きなコミュニティが生まれていくといいなと考えています」

おもちゃのまちバンダイミュージアム–完–

おもちゃのまちバンダイミュージアム

所在地:栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20
開館時間:10:00~16:30(入館は16時まで)
入館料:大人(高校生以上)1000円、子供(4歳~小学生)600円
開館日:毎日(施設点検等のため、臨時に休館することはあり)

アクセス
電車であれば東武宇都宮線のおもちゃのまち駅下車徒歩10分。専用駐車場あり

URL
http://www.bandai-museum.jp/(ホームページ)
http://www.facebook.com/bandaimuseum(フェイスブック)

【関連リンク】壬生町おもちゃ博物館
http://www.mibutoymuseum.com/index.html


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