jin-jour(ジンジュール) |人材育成、リーダーシップ、モチベーション、メンタルヘルス対策など 人事の視点から、働く人と会社の関係を元気にする情報を発信

ログイン
MENU

メニュー

×

魅力再発見! 企業ミュージアム
おもちゃのまちバンダイミュージアム
[2011.03.23]

どんな世代の人であっても、幼少時代に遊んでいた“あの懐かしいおもちゃ”に再会できる ~おもちゃのまちバンダイミュージアム(2/3)


魅力再発見!企業ミュージアム
おもちゃのまちバンダイミュージアム②
(株式会社バンダイ)
文=編集部、撮影=戸室健介

~第2回 4つのテーマミュージアムでたどる、おもちゃをめぐる物語~

ついつい「おもちゃのまち」をめぐる物語が長くなってしまいました。そろそろミュージアムに入りましょうか。
エントランスの横には、1919年に作られたイギリス製の蒸気機関車「ベンデルプリンセス号」や、「キャラクターロボット玩具発祥の地」の記念碑が設置されており、思わず童心にかえってしまいます。 

◆エントランスで出迎えるのは、「もう1つの原寸大ガンダム」!

エントランスを抜けると、吹き抜けのラウンジで出迎えてくれるのは、1/1スケールのガンダムの胸像です。背後のブリッジ(艦橋)には、アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公であるアムロ・レイの姿も見えます。

1/1スケールのガンダム! 右後ろにはアムロの姿も

「おもちゃのまちバンダイミュージアム」は、約3万点を数えるコレクションの中から厳選した、時代を彩った日本のおもちゃの数々に加え、古今東西の資料価値の高い玩具(おもちゃ)、そして発明王エジソンによる発明品コレクションなど、4つのテーマミュージアムからなる一大博物館です。

ミュージアム設立の背景には、同社の起業理念である“楽しい時を作る”ことがまず一番にある、と統括プロデューサーを務める吉川将司さんは説明します。

「当社の基本方針は、“商品やサービスを通じて夢や感動を提供し、それによって社会に貢献すること”です。このミュージアムも、そうした社会貢献活動の1つだと位置づけています」

おもちゃのまちバンダイミュージアム 統括プロデューサー吉川将司さん(左)と バンダイコレクション研究所 所長代理(参席一等研究員)鈴木 涼佳さん(右)

 

「発明や工夫のすばらしさ、ものづくりの楽しさ」を体感してもらうことを目的に同社が収集した3万点のコレクションの中には、西洋のアンティークトイなど、文化遺産クラスの価値を持つものもたくさんあります。また、それぞれのおもちゃが作られ、遊ばれていた時代や社会的背景をさまざまな角度から見ることができます。生活を彩る“モノ”の進化の過程を追うことができるミュージアムとなっています」

◆子どもたちが思い思いに楽しむ「プレイエリア」

2009年の夏、東京・お台場に出現し、延べ400万人以上が訪れた実物大ガンダムの立像が大きな話題となりました。この立像は現在、同社のガンプラ(ガンダムのプラモデル)製造工場でもある静岡の「バンダイホビーセンター」に設置されています。

そして、この「おもちゃのまちバンダイミュージアム」にあるのは、世界でもう1つの原寸大ガンダムです。こちらは胸像ですが、高さ5.6mと、圧倒的な存在感を放っています。

このほか、ラウンジのスペースには、歴代の合体ロボが一堂に集結した企画展示エリアや、子どもたちが実際にさまざまなおもちゃや遊具で遊べるプレイエリアも設けられ、近隣地域に住む親子連れが思い思いに楽しんでいます。屋外の広大な芝生の広場には、ミニ鉄道も運行中です。

奥に見えるのは、1924年の大英博覧会に出展された、産業革命時代の炭鉱のジオラマ

「このミュージアムで初めて出会った人たち、子どもたちが、打ち解け合っていつの間にか“仲間”になれてしまうような施設になっていくといいな、と思います」と、ミュージアムの研究員(スタッフ)である鈴木涼佳さんは話します。

◆「あのとき遊んでいた、あのおもちゃ」と再会できる!~テーマミュージアム①「ジャパントイミュージアム」

「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の4つのテーマミュージアムの1つ目、「ジャパントイミュージアム」では、2万点以上の日本玩具のコレクションから厳選した各種のおもちゃの数々と、その時代背景などの研究成果を公開しています。

昭和の子供たちに愛された、懐かしのオモチャの数々

例えば、コマやカルタなど、現在でも定番化している江戸時代までの素朴なおもちゃ。欧米の影響を受け、ブリキや金属が素材として使われるようになった明治・大正時代。戦争の気配が影を落とす中、軍隊モチーフが増えていく戦前期。プラスチック素材などが一般化して、一気に花開いた戦後の多彩なおもちゃ。キャラクター玩具やビデオゲームの数々。そして、テクノロジーやソフトウェア技術が盛り込まれた現代のハイテクおもちゃ――このように、おもちゃを通して、我が国の文化史を学ぶことができます。

90年代、女児を熱狂させた「美少女戦士セーラームーン」フィギュア

同時に、展示品をくまなく見て回れば、どんな世代の人であっても、自分が幼少時代に遊んでいた懐かしいおもちゃに、久々に再会できます。

「このミュージアムは、事業目的の施設ではなく、玩具文化を伝えることが役割です。そのため、展示しているおもちゃも、メーカーや製造国にこだわらず網羅しています」(吉川さん)

なるほど、ここに展示されているおもちゃは、同社製造のものだけではなく、競合企業も含めたさまざまなメーカーのものがありますね。

「おもちゃというものは、世の中のデザインの流行を非常にビビッドに反映しているんです。1970~80年代はカクカクした直線的なデザインだったり、90年代以降は流線型の曲線的なデザインのおもちゃが増えてきたり。例えば、乗用車のデザインの流行と似た側面があると思います。おもちゃを見ながら、時代ごとの世相を追えるというのが、非常に面白いと思いますね」(吉川さん)

◆アニメ文化はグローバルに~テーマミュージアム②「ホビーミュージアム」

バンダイ独自のビジネスモデルとして、キャラクターマーチャンダイジング(CMD)が挙げられます。テレビや映画、出版などのメディアをにぎわすキャラクターが持つ世界観や魅力を、おもちゃ、プラモデル、自動販売機商品(いわゆる“ガシャポン”)、お菓子のオマケ、アパレル、生活用品など、最適な商品・サービスとして提供していく仕組みです。

キャラクターマーチャンダイジング(CMD)のイメージ図

例えば、70年代後半~80年代に社会現象を巻き起こした、アニメ『機動戦士ガンダム』のプラモデルは、このビジネスモデルの根幹となる事業でした。

1/144スケールのホワイトベース

この「ホビーミュージアム」では、プラモデルを中心に、ガンダムの世界観から連なるさまざまな立体作品が展示されています。

例えば、アニメ『機動戦士ガンダム』30周年を記念して展示された、1/144スケールのホワイトベース(同作品中に登場する、主人公たちが搭乗する宇宙戦艦)の模型。1/144スケールというのは、ガンダムのプラモデルシリーズで最もポピュラーな縮尺ですが、元が巨大な宇宙戦艦であるため、全長は2m強とかなりの迫力です。

また、ガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季監督が自ら制作したオブジェクト『ZAKUの夢』は、真っ白な「ザク」(同アニメに登場する敵方のモビルスーツ)が残骸と化したガンダムを取り囲むというもので、新しいガンダム・ワールドを見ることができます。

富野由悠季監督が制作したオブジェクト『ZAKUの夢』

「当ミュージアムに来場する人は、ファミリー層に加え、海外から来たアニメファンも多いことが特徴です(編注:実際、取材当日も、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国の紋章をプリントしたTシャツを着用した、中南米系のファンが来場していました)。

2010年11月より、平日も含め毎日開館するようになったのは、ツアーでやってくる海外の人に対応するためです。やはり、遠路はるばる楽しみに来られた人たちですからね。語学などの面で対応できるスタッフが、可能な限り対応するようにしています」(吉川さん)

おもちゃのまちバンダイミュージアム

所在地:栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20
開館時間:10:00~16:30(入館は16時まで)
入館料:大人(高校生以上)1000円、子供(4歳~小学生)600円
開館日:毎日(施設点検等のため、臨時に休館することはあり)

アクセス
電車であれば東武宇都宮線のおもちゃのまち駅下車徒歩10分。専用駐車場あり

URL
http://www.bandai-museum.jp/(ホームページ)
http://www.facebook.com/bandaimuseum(フェイスブック)

【関連リンク】壬生町おもちゃ博物館
http://www.mibutoymuseum.com/index.html

(3/3「バンダイは、世界が暗いからといって、同じように暗くなってはいけない企業なんです」に続く)


労務管理、人事評価、ハラスメント対応など充実のコース!

労務行政eラーニング 詳しくはこちら

禁無断転載
▲ ページの先頭に戻る

ログイン

×

人事・労務に役立つ商品・サービス検索

  • カテゴリとジャンルから検索

検索

注目商品ランキング 新着商品