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魅力再発見! 企業ミュージアム
おもちゃのまちバンダイミュージアム
[2011.03.22]

かつて日本のおもちゃ産業を支えた町に生まれた、おもちゃの総合ミュージアム! おもちゃのまちバンダイミュージアム(1/3)


魅力再発見!企業ミュージアム

おもちゃのまちバンダイミュージアム①
(株式会社バンダイ)
文=編集部、撮影=戸室健介

~第1回 「おもちゃのまち」をめぐる物語~

2007年4月にオープンした「おもちゃのまちバンダイミュージアム」は、古今東西の豊富なおもちゃコレクションを所蔵し、それぞれの背景にある時代、社会状況を楽しく学ぶことができる施設です。
ファミリー層のみならず、アニメファンの外国人旅行者まで幅広く惹き付けるその裏側には、所在地である「おもちゃのまち」への熱い想いと、「研究員」と呼ばれるスタッフたちの積極的なアイデアの数々がありました。

施設マップ。館内は、大きく4つのテーマミュージアムに分かれる

◆日本経済とともに読み解く「おもちゃのまち」ヒストリー

ところで、栃木県下都賀郡壬生町に、「おもちゃのまち」という一帯が広がっているのをご存知でしょうか?

戦後、東京の下町に多く密集していた輸出向けのおもちゃ工場が、誘致を受けてこの地に移転をしてきたのが1960年代初頭のこと。それに伴い、工場従業員やその家族が住む“おもちゃ団地”が建てられ、東武宇都宮線に「おもちゃのまち」駅が新設されるなど、60年代を通じてこの地域は日本のおもちゃメーカーの中心地として隆盛を誇っていました。

エントランスの右側に見える銅像は、「キャラクターロボット玩具発祥の地」の記念碑

しかしその後、日本の高度成長を支えた町工場にとって、厳しい時代がやってきました。アジアの周辺国が工業化するにつれ、コスト競争力の面で不利になった日本の工場は、海外への移転、別の製品生産への転換、あるいは撤退を余儀なくされていきます。

「おもちゃのまち」も例外ではありませんでした。地名とは裏腹に、この地域からおもちゃ工場は徐々に姿を消し、郊外型ベッドタウン化することで現在に至っています。

※「おもちゃのまち」の歴史

1960年 東京玩具組合が、工場などの設備を他の場所に移す計画を立てる
1962年 東武鉄道による積極的な誘致もあり、壬生町への玩具工場団地誘致を正式に決定
1965年 おもちゃ団地として11企業が創業を開始。従業員のために、おもちゃのまち駅が新設。玩具団地、工場にふさわしい、夢のある駅になってほしいという思いからすべて平仮名で表記
1977年 「おもちゃのまち」という住居表示が実施され、正式な地名となる

 

◆「おもちゃのまち」に輝きを取り戻せ!

近年、日本のおもちゃ文化を支えてきたこの町を、再びおもちゃの力で活性化させよう、という動きが出てきました。

例えば、1995年に地元・壬生町の自治体が設立した「壬生町おもちゃ博物館」も、そうした思いが結実したものです。そして、2007年4月にオープンした「おもちゃのまちバンダイミュージアム」の背景にも、そんな熱い想いがありました。

おもちゃのまちバンダイミュージアム 統括プロデューサー吉川将司さんと バンダイコレクション研究所 所長代理(参席一等研究員)鈴木 涼佳さん

おもちゃのまちバンダイミュージアムで統括プロデューサーを務める吉川将司さんは話します。

「おもちゃのまちという町は、その響きとは異なり、今では決してにぎやかな活力ある地域ではありません。私自身、新入社員の時に研修で初めて訪れましたが、ちょっと名前と実態に差があるなと思いました。

しかしここは、かつてはさまざまな企業の玩具工場がしのぎを削り合った、いわば“おもちゃにかかわる人々にとっての聖地”といってもいい場所です。バンダイミュージアムは、おもちゃ文化を発信しながら、地域の振興と活性化のためにも尽力していこうと考えています。

そういう意味で、地方自治体が運営している「壬生町おもちゃ博物館」とも、競合し合うのではなく、提携しながらイベントを共催しています」

◆バンダイにとっての「おもちゃのまち」とは?

バンダイのボーイズトイ事業部の前進で、グループ会社だったポピーは、1974年に、「おもちゃのまち」にあった工場で製造した超合金ロボットを発売しました。その人気はたちまち日本全国の子どもたちに広まり、現在のバンダイ独自のビジネスモデル「キャラクターマーチャンダイジング(CMD)」(詳しくは第2 回記事でご紹介します)の基礎となっています。つまり、バンダイにおいても「おもちゃのまち」は、重要なエポックメーキングの地でした。

所狭しと並ぶ“お宝”の数々

しかし、そんな超合金ロボットの生産拠点も海外へ移転していき、長らく「おもちゃのまち」の工場は跡地だけが残っている状態でした。

一方、同社がかつて軽井沢に設立していた「ワールドトイミュージアム」が2007年に閉館したことを受け、その展示物を「おもちゃのまち」工場跡へ移し、倉庫として保存することとなりました。

「しかし、ただ倉庫として所蔵しているだけではもったいない、という声が上がったのです。ここに納められているおもちゃは、文化的価値が高いものも非常に多くあります。そこで、ただの社内向けの資料倉庫ではなく、社外のお客様も来館することができる『ミュージアム』としてオープンすることにしたのです」(吉川さん)

おもちゃのまちバンダイミュージアム

所在地:栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3-6-20
開館時間:10:00~16:30(入館は16時まで)
入館料:大人(高校生以上)1000円、子供(4歳~小学生)600円
開館日:毎日(施設点検等のため、臨時に休館することはあり)

アクセス
電車であれば東武宇都宮線のおもちゃのまち駅下車徒歩10分。専用駐車場あり

URL
http://www.bandai-museum.jp/(ホームページ)
http://www.facebook.com/bandaimuseum(フェイスブック)

【関連リンク】壬生町おもちゃ博物館
http://www.mibutoymuseum.com/index.html

(2/3「どんな世代の人であっても、幼少時代に遊んでいた“あの懐かしいおもちゃ”に再会できる」に続く


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