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セミナー、イベントレポート
労政時報カレッジ「人事労務入門講座」レポート
[2012.02.06]

人事部の仕事の重要性・やりがいを考える―労政時報カレッジ「人事労務入門講座」レポート


人事の仕事を希望して配属された人、入社してすぐ人事の仕事に就いた人、予期しなかった異動で人事に配属された人――人事パーソンとしてのキャリアの始まりは人それぞれですが、その仕事をこなすために学ぶべきことは数多くあります。
労務行政研究所が11年度からスタートした、労政時報カレッジ「人事労務入門講座」は、人事初任者を対象に、人事・労務にまつわる基礎知識のうち、ぜひ身に付けておきたいポイントを体系立てて集中的に学べる講座です。

「入門講座」の特徴は、知識を身に付けるための机上の学習やケーススタディにとどまらず、先輩人事パーソンの仕事に対する考え方や体験談から、仕事の難しさややりがい、心構えを直接学べる点です。

今回は、2011年11月28~30日に初めて大阪で開催された「入門講座」の特別座談会の模様を一部ご紹介します。お話しいただいたのは、シャープ株式会社の横山敬弘さん、江崎グリコ株式会社の古川剛さん、スイスポートジャパン株式会社の中村珠子さんです。

◆これまでにやりがいを感じた仕事、または、失敗した仕事を教えてください。

横山 : 10年ほど前、複線型人事制度の導入に最初から最後まで取り組みました。新たな制度を導入する際は、さまざまな利害関係が出てくるものです。このときに、社内からの問い合わせへの対応、新制度を解説するビデオの作成・配布、労組協議など、細々とした手続きをきちんととっていくことの必要性を痛感しました。

1つ後悔としては、現場との中間点である部門長などへの説明が十分だったのかという点があります。新制度は成果に応じたハードタッチのコースであり、希望制としたのですが、現場レベルでは「希望するのが当然」という雰囲気が醸成された感があり、上司の意見に流される形で希望した人もいたのではと思います。思い切った制度導入の際には、部門長など部門で直接対応する層もおさえて、誠実に説明責任を尽くさなければならないと感じました。

 

古川 : 採用業務における苦い経験です。私が本社人事部門へ異動した時期は4年前の10月。当時の就職活動は10月スタートのため、すでに採用活動が始まっていました。前任者による準備があったものの、担当者個人としての戦略や仕掛けを深く考える間もなく採用業務の本番に突入。そのため今振り返れば、採用広報並びに選考を通じて学生の方に対し「この会社で是非働きたい」と思ってもらえる動機付けや働き掛けを戦略的に十分行えませんでした。その結果、一部ではありますが、内定辞退という状況も起きました。

採用業務は会社の将来を担う人材を獲得する重要な仕事です。この苦い経験を活かし、学生の方への魅力あるメッセージをいかに発信し動機付けを行っていくか、今まさに攻めの採用活動を懸命に考えています。

 

中村私の場合は、やりがいに気づかされたと言える話です。約2カ月で60名の採用を行った際、職場ではできない細かいケアをフォローするために、本社人事で面談をしました。加えて、採用時に感じたことなど、意見を聞いて今後に生かそうとも考えていました。

面談をしてみて非常に驚いたのは、ほぼ全員が「仕事が楽しい」と言ってくれたことです。ミスマッチを防ぐために、“お互いの情報交換の場”であると強く意識して臨んだ面接で採用した方から、「仕事が楽しい」とか、前向きで建設的な提案・意見をもらったことに感激しました。こういう話が聞けるのはとても嬉しいことです。仕事への意欲を生かせる仕組みや体制づくりに、私は真剣に取り組んでいかなければならないことに気づかされました。

 

◆人事の仕事をする上での、ご自身のポリシーは何ですか。

横山現場の声を聞くことです。自分のいる本社だけを見ていると、現場がどれだけ苦労しているのか見えてきません。最低限、現場の声はきちんと聞きましょう。それを積み重ねると、人事担当者としてのマインドセット、自分なりの芯やポリシーができてきます。その上で判断した結果として、ときには現場の声に反することも出てきますが、人を扱う仕事である以上、まず現場の声を聞くのは大事なことと考えます。

古川自らを律しなければいけないと思います。人事部門はいわば、国で例えるところの立法・司法・行政の三権の役割を担う部門と言えます。そのような役割を担う部門であるからこそ、より一層、人事担当者は自己を律し、謙虚な姿勢が求められると常に心掛けています。

中村会社側にも従業員側にも偏らない、自分の立ち位置に気をつけています。従業員の意見をすべて受け入れることはできませんし、会社側に寄りすぎると上から目線になってしまいます。信頼をなくさないよう、ほどよい距離感で従業員に接しています。人事は会社の方針を従業員に伝えていく立場。職場の協力なくしてはできないことがたくさんあるので、気をつけるようにしています。

 

――「人事の重要性・人事の働きがい」と題し、1時間半にわたって行われた座談会では、人事パーソンとしてのキャリアの中で、貴重な体験として心に残っていること、どう行動し、その時どう考えたのかなどをご自身の本音で語っていただきました。

特別座談会を行った講座2日目は、予定のカリキュラム終了後に、座談会に出席いただいた3名の方と講師の深瀬勝範氏、受講者の方々の全員で懇親会を行いました。人事の仕事に就いて間もない方々には、他社の人事パーソンと交流を持つ貴重な機会となったようで、中には盛り上がって二次会に向かった方々もおられました。

「人事労務入門講座」は知識とマインドの学びと、人とのつながりを提供する講座です。ぜひご参加をお待ちしています。

 

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