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セミナー、イベントレポート
労政時報カレッジ「人事労務入門講座」レポート
[2011.07.01]

なかなか聞けない、人事担当者の生の声―労政時報カレッジ座談会レポート


人事担当者の生の声、なかなか聞く機会はないと思います。去る5月24日から3日間行われた労政時報カレッジ「人事労務 入門講座」では、人事担当者の生の声を聞くメニューが盛り込まれました。その模様をご紹介します。

労政時報カレッジ「人事労務 入門講座」は、人事初任者を対象に、人事制度全般の基礎知識を3日間かけて体系立てて集中的に学べるという講座です。

今回、その2日目に「特別座談会」として人事の重要性というテーマで、3人の現役の人事パーソンに登壇いただきました。森永製菓株式会社の徳山義家さん、アメリカンホーム保険会社の林 大介さん、オリンパス株式会社の森賢哉さん。いずれも、人事経験豊富な方々です。

まず、このお三方に、日ごろ聞けない人事の本音をお話してもらいました。以下、一部をご紹介します。

■人事のやりがいとは何ですか?

森永製菓株式会社 徳山義家さん

徳山:自分が内定を出した人間が、何年か後に成長した姿を見たとき、単純にうれしかったですね。また、最近当社では、女性の活用支援に力を入れていて、いろいろな制度を充実させています。

人事の仕事の成果はなかなか目に見えません。採用した人そのものは見えますし、人事制度を整備した、そのできた制度は見えますが、4~5年経たないと、本当の成果は分かりません。

そこが、人事の大変さであり、やりがいだと感じています。

:私は、目標管理制度を改革したときのことが、心に残っています。

検討プロセスにおいては、人事部だけではなくて、数名の現場管理職の方を交えた検討プロジェクトを立ち上げ、 月に一回、3~4時間、制度に関する非常に深い議論積み重ね、約1年かけて新しい制度を作っていったんです。 初めは、現場の管理職の方も、人事からの話ということで構えた感じもあったんです。でも、議論を重ねていくうちに、一緒に 作り上げた制度が皆さんの血肉になっていくのが分かるんですよね。そして制度の展開場面では、最大限の支援をいただけました。 こういった機会もあって、何か現場の情報を聞きたいとか、人事のことで相談したい事があるときには、いつでも声を掛けられるような 深い信頼関係を築くことができ、私自身の財産となっています。

アメリカンホーム保険会社 林大介さん

:私は人事に着任した時、“人事は偉いんだ”と勘違いして、上司からひどく叱られたことがあります。それが自分の考え方を変えるきっかけになりました。人事は偉くもなんともない。ある意味で、従業員をお客様だと思ってサポートして、一緒にあるべき姿に向かって頑張れるというマインドで、人事の仕事をしています。

私は、人に対する興味、関心、それがイコール、ビジネスに直結すると信じています。そして、人に対する興味、関心を具体的な仕事にしたのが人事です。だから、人事の仕事は面白いし、やりがいがあるのだと思うのです。

 

■これからの人材育成について感じること・実践していることは?

オリンパス株式会社 森賢哉さん

:人事の重要な役割は2つだと考えています。

ひとつは、「経営を直接的に支援すること」です。 経営が持っている人と組織に関する課題に対して、適切にスピーディに応えていく、それが事業の拡大、成長につながります。 もうひとつは、「従業員の成長意欲を支援すること」です。様々な価値観を持った社員の方々に、いきいきと働いてもらえるかは、 一人ひとりがどんな志を持って組織に貢献しようと思っているかをくみ取り、その成長意欲を引き出すことができるかにかかっていると思います。 ですから、特に、従業員の方と接するときには、一人ひとりと向き合って話をするように努めています。 以上の2つの役割範囲を両方満たす仕事が出来ていると、それは私にとってベストな仕事だと思っています。

:「人事を育てる、人事の力を伝える」という意味では、常に一緒に会議に入ったり、内密な打ち合わせにも参加してもらうようにしています。リスクとして、その連れて行った社員が、言ってはいけないことを漏らす可能性もありますが、それも学習経験。こういった場合には、私はすぐにフィードバックしています。

そうやって、一緒に巻き込んであげると、巻き込まれた方はそれなりの責任感を持ちますし、緊張感や主体性を発揮するのではないかと思うのです。リアルな場面にできるだけ同行して、付き添わせてみる。経験を積ませる。これは、人事の感性を養ううえで、必要な事なんだと思います。

徳山:どこもそうだと思いますが、団塊世代やバブル世代の社員がものすごく多い。金銭的に見ると、どんどん賃金が上がるような状況でもなく、コストが増えるような状況でもないといえます。

そんな中で従業員を、金銭的なもの以外でどうやる気にさせるかが最近の課題です。これからは、きっと、やりがい、職場環境、成長機会、そういう非金銭的な中で、従業員をいかに動機付けるか大事になってくるでしょう。そういうことを念頭に置きながら人事の仕事をしたいですね。

――特別座談会は約1時間にわたり、人事のさまざまな話題に関して、3人の方が経験談を交えながら“本音”べースで話をしていただきました。単に人事管理の基礎知識を講義形式で聴くだけでなく、実際に人事に携わる担当者の話を聞ける機会は、参加された人事初任者の方にも気づきと刺激になったのではないでしょうか。単なるスキルだけでなく、マインド形成にも配慮した構成が、この「人事労務 入門講座」の特徴といえます。


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