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セミナー、イベントレポート
FeelWorks 組織活性化シンポジウム
[2010.08.27]

[無縁職場]これからのショクバを変える5名からのヒント(3/3)


<FeelWorks 組織活性化シンポジウム>
脱!無縁職場シンポジウム-これからの組織の在り方を考えるパネルディスカッション
(ジンジュール編集部セミナーレポート)

前回の第2回では、組織における個人同士の“つながる力”の重要性を再確認しました。最終回となる第3回では、登壇者1人ずつに、そうした“つながり”をどのように作っていけばよいかヒントを提示していただきました。

■登壇者(敬称略)
<司会>
前川孝雄 株式会社FeelWorks代表取締役 人材活性化コンサルタント
<パネラー>
松田智生 株式会社三菱総合研究所 主任研究員 シニア・プロジェクトマネージャー
堀越由紀 プライスウォーターハウスクーパース株式会社 コンサルタント
松山慎二 アルプス電気株式会社 管理本部 人事部 部長
小林いづみ マイクロソフト株式会社 人事本部組織人財開発部 シニアPOCコンサルタント
戸山 孝 中央大学大学院兼任講師 株式会社FeelWorksディレクター


松山さん
日ごろのコミュニケーションという点では、「分からない」ことを自然に言える関係を作っていくことが必要だと考えます。どうしてもわかったふりをしてしまうとか、いろいろな関係性の中でわかったような気がして終わらせることが、組織の中では少なくありません。やはり「そこがよくわからない」とか、「あなたの言っているここがわからない」、そういうことを言い合えるような関係ができると、非常に生産性も高い職場が実現できるのではないかと思います。


小林さん
まず、きっかけとして、敢えてまず行動を変えてみると、その行動が自分の心の在り方とか想いに影響を及ぼすのではないかということもまた事実ではないかと思います。コミュニケーションを取るという時間を先に確保しておいて、そのことで行動せざるを得ない状況の中から、試行錯誤すること状況を変えていく、考えや認識を改めていくという流れもあるかなと思います。また、そうした中で自分でも立ち止まって、いま自分の感情はどうなっているのか振り返ることも重要だと思います。自分の感情がいい感情でないと、相手の感情を配慮したり、自分も相手にいい影響を与えたりできないと考えられます。まずは自分の感情をチェックすることから始めると、いい感情のスパイラルがチームの中にできて、成果にも反映するのではないかと思います。

松田さん
表面的な話し合いではなく、深く議論することが必要だと考えています。ただ、気をつけなければいけないのは、やっているふりとか、汗をかいているふりというか、それを“やっつけ仕事”にして取り繕ってしまわないことです。例えば、全社で挨拶運動をやったときに、挨拶を仕返していない人をカウンターで数えている人という話を聞いたことがあります。これは“欠品率”を調べるのと同じ発想で、手段が目的化されてしまった典型例です。また、その組織にも多くの人と関係性を築いている“ハブ”になっている人がいるはずです。そうしたつながりが多い人はパフォーマンスが高く、人に与える影響力も大きいことが分かっています。人事部あるいは現場のマネージャーの方は、そういう人たちをうまく引き出して、多くの人を巻き込んでいくことがポイントとなると思います。


堀越さん
いまグローバル化の中で「エリートからスマートへ」というトレンドがあります。エリートが主体の時代は、「あの人は偉いから報告しなければいけない」というように黙っていてもエリートのほうに情報が集まり、エリートの判断でビジネスが回ってきました。しかし、スマートな時代では、組織内の役職ではなく、人望や、影響力、能力、アイデアといったことが大きなウエートを占めつつあります。今までのような、リポートラインがきちんとしていて誰が誰に何を報告するというのだけでは、ちょっと収まらない時代に入ってきており、ビジネスのスピードも速いので、フォーマルなコミュニケーションだけではなくて、インフォーマルなコミュニケーションや、ニュアンスの適切な理解は重要になってきています。単に偉いからだけでは情報が集まってこないので、役職や学歴ではない、本当の賢さや人柄が問われる傾向にあるといえます。


戸山さん
日本人は、とかく以心伝心といった部分に甘えてしまうということがあると思いますが、これからは、きちんと言語化していくことが重要ではないでしょうか。さらには、それを組織内で話し合って共有化していき、マネージャーの想いをメンバー全員で共通認識としてもっておく。従来とは異なり多種多様な人たちの集合体が今の職場ですから、互いの違いを認めたうえで、同じ方向を向くことが重要になってきています。
最後に、今回のパネルディスカッションで司会を務めた前川孝雄さんから、今回のシンポジウム全体の意義とこれからの活動に関してメッセージがありました。

我々のいま向かおうとしている時代は大きな転換期にさしかかっているのだと思います。「脱!無縁職場」。日本のチームワークというものがこれからどうなっていくのか。グローバルな大きな波の中で改めて組織の在り方を考える中で、皆さん一人ひとりの些細な問題意識、小さな行動というものが他者にさざ波のような“ゆらぎ”を起こし、縁を作っていき、そうした行動の中で未来の日本の組織が形作られていくのではないかと思います。これから皆さんと一緒に、引き続きいろいろな議論ができればいいと思っています。

「無縁職場」という身近ではあるが、深い問題。ジンジュールでも引き続きこうしたショクバに関する問題を取り上げていきたいと考えています。


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