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BOOK REVIEW 【編集部】 [2011.06.03]

BOOK REVIEW(35)人事担当者が知っておきたい142の重要判例のエッセンスを“ぎゅっ”と凝縮


『判例サムアップ労働法』

山川隆一・森戸英幸編著 弘文堂
A5判・3900円(税別)

判例サムアップ労働法

判例サムアップ労働法

労働法の重要判例を142セレクトし、学説上の細かい議論はできるだけ省略して「判例の言いたかったこと」をシンプルに伝える待望の判例集、誕生。

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人事担当者にとって、ワークルールを定めた労働法の理解は、業務を遂行していくうえでの必須知識の一つであり、実務の基盤ともいえます。

しかし、例えば、「業務上の必要性を欠く配転命令は権利濫用として無効」といったルールを労働基準法の中で調べようとしても見つけられません。

なぜなら、これらは過去の判例の積み重ねにより、判例法理として形成されたものだからです。こうしたルールを理解するためには、その元になる判例を学ぶ必要があります。

すなわち、労働法を理解するには、判例を理解しないと労働法全体が見えてこないという構造になっているのです。

したがって、人事担当者にとって労働法と判例の知識は不可分といっていいでしょう。

本書は、労働法を学ぶうえで、特に重要な142判例を厳選し、どのような事実関係の下で、どのような判断が下されたのかを端的に解説するというコンセプトに基づいて、新進気鋭の研究者によって分担執筆されたものです。

いずれの解説も、事案の概要→判旨→問題の所在→本判決のポイントという流れでコンパクトにまとめられています。さらに、事案の概要を理解しやすくするために図解を付けたり、重要箇所は青字のゴシック体で表記したりといった配慮がされています。

なお、本書のタイトルの「サムアップ」とは、「要約」「まとめ」などを意味するsum-upという意味と、表紙のイラストにも描かれている賛成・肯定・了解を表す親指を立てるしぐさthumbs-upの2つ意味を込めています。

重要判例のエッセンスを“ぎゅっ”と凝縮して、しかもシンプルで分かりやすくまとめてあり、初学者だけでなく、ベテランの方にもデスクに常備しておきたいオススメの1冊です。

■目次 ()内は取り上げている判例の数です
1 労働者(2)
2 使用者(3)
3 労働契約と就業規則(8)
4 労働契約上の権利義務(4)
5 労働者の人権・雇用平等(10)
6 採用・採用内定・試用期間(7)
7 人事考課・降格(3)
8 配転・出向・転籍・休職(8)
9 賃金(8)
10 労働時間(8)
11 休暇・休業・休職(4)
12 懲戒(7)
13 労働災害の補償(5)
14 解雇(9)
15 退職(4)
16 企業組織の変動(4)
17 非典型雇用(6)
18 労働組合(7)
19 団体交渉(6)
20 労働協約(6)
21 団体行動(7)
22 不当労働行為(8)
23 不当労働行為の救済(5)
24 国際労働関係(3)

■著者profile
山川隆一
慶應義塾大学法科大学院教授
1982年東京大学法学部卒業、1991年ワシントン大学ロー・スクール修士課程修了(LL.M.)、武蔵大学経済学部助教授、弁護士(1987~1995年)、筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授等を経て現在に至る。

森戸英幸
上智大学法科大学院教授
1988年東京大学法学部卒業、東京大学法学部助手、成蹊大学法学部助教授、コロンビア大学ロー・スクール客員研究員、ハーバード大学ロー・スクール客員研究員、成蹊大学法学部教授、成蹊大学法科大学院教授を経て現在に至る。


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