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BOOK REVIEW 【編集部】 [2011.02.25]

BOOK REVIEW(22)ラーニングバーという大人の学び場


『知がめぐり、人がつながる場のデザイン』働く大人が学び続ける“ラーニングバー”というしくみ
中原 淳 著 英治出版
四六版・1600円(税抜き)

知がめぐり、人がつながる場のデザイン

ラーニングバーは、即興性を重視しつつも、音楽や飲食物に工夫を凝らし、ダイアローグやリフレクションなどを組み入れた「学びの理論に基づく計算を施した場のデザイン」を特徴とし、熱心なファンも多い。
この場の実践の記録と知見をまとめた1冊。

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大人の学び場、ラーニングバー。参加されたことのある方、これからぜひ参加したい方も多いのではないでしょうか。本書は、そんなラーニングバーの“運営” や“込められた想い”に光を当てた1 冊です。

■ラーニングバーとは

ラーニングバーとは、組織を超えた「大人のための学び場」のこと。NPO法人 Educe Technologiesと、東京大学大学院の中原 淳 准教授の研究室が共同で行っている取り組みです。毎回、多くの大人たちが、仕事帰りや余暇を利用して学んでいます。ラーニングバーは日に日に認知が高まり、今や参加倍率は4倍(200人の定員に対して800人の応募があったそうです)にまでふくれあがりました。

今回ご紹介する、「知がめぐり、人がつながる場のデザイン」は、東京大学大学院の中原先生が自ら、このラーニングバーを運営する方法や、この“場”に込められた想いを込めた1冊です。本書は、ラーニングバーの場をいかに作るかということを、平易な言葉で示しています。

ラーニングバーは、まさに、「learning」と「bar」両方の性質を備えたもの。

例えば、飲み物や食べ物でリラックスすることや、会場デザイン、BGMなど、一見「learning」に無縁に思えるものも、周囲との対話を促したり、その会場を“学習の場”の雰囲気にする、つまりは「ただ教えてもらう」が「学ぶ」に変化するためには重要だということを、この本は教えてくれます。

■学ぶ場を作る人のための一冊

ラーニングバーの内容を語るのではなく、ラーニングバーの作り方について語ったのには、理由があります。
それは、ラーニングバーのような自主的な研究会や勉強会が、広まっていくことにも意義があるからです。ラーニングバーを自分でも開催してみたいので、運営方法や細かい工夫を教えてほしい、この本には、そんな人を応援する中原先生の熱い想いが込められているのです。

『かつても、そして現在も、ラーニングバーは、僕にとって、自分の仕事(研究)を進める「ドライバ(駆動力)」としての性格を持ち合わせています。しかし、僕は、それだけの理由で、この会を続けているわけではありません。(中略)僕がラーニングバーをやってきたもうひとつの動機は、「対話する場、内省する場を社会にもっと増やしたい」「学びに満ちた社会(Learningful Society)をつくることに自ら貢献したい」ということ』(本書78ページ)

最後に、ラーニングバーを構成するため大切なことを本書からご紹介します。

①準備を整えて参加者を待つ(支度)
②参加者がくつろげる空間を演出する(しつらえ)
③すべての人がルールを共有する(しかけ)

大人だからこそ、学ぶ場は大切にしたいもの。本書を活用して、あなたも“学び場”、作ってみてはいかがですか?

■目次
はじめに
第一章 【ルポ】 ラーニングバー・エクスペリエンス
第二章 ラーニングバーの誕生前夜
第三章 メイキング・オブ・ラーニングバー 当日までになすべきこと
第四章 メイキング・オブ・ラーニングバー 開催日当日
第五章 ラーニングバーから生まれた変化
第六章 他者から見たラーニングバー
最終章 学ぶことの意味、そして未来へ
おわりに


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