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現役ヘッドハンターが指南する“デキる社員”はここが違う 【佐藤文男】 [2010.12.08]

“デキる社員”をマナーから分析する


現役ヘッドハンターが指南する“デキる社員”はここが違う(5 )
佐藤文男 さとうふみお
佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役

さて、今回は”デキる”社員のマナーに着目して解説します。“デキる”社員はマナーに関してもかなり気を配っています。特に重要と思われるマナーは、次の3点が挙げられます。

“デキる”社員に共通する「マナー」の特性
(1)時間(約束)を守る>>
(2)ありがとう(感謝)の挨拶ができる>>
(3)服装(身だしなみ)が適切である>>

極めて当たり前の内容ではないかと思われる読者もおられるかとは思いますが、実はこの3点はマナーの基本であり、この3点を実際に忠実に実行することは、そんなにたやすいことではありません。それでは各々に関して解説をしていきましょう。

(1)時間(約束)を守る

“デキる”社員は時間を5分間でも大切にするという内容を第2回の思考様式の際に説明しました。

おそらく新入社員の際のビジネスマナー研修で習った方もおられると思いますが、“デキる”社員はアポイントメントの時間を、遅刻せずに必ず守るように努めており、通常では遅くとも5分前には待ち合わせ場所に到着しています。

すなわち“デキる”社員は約束には決して遅れないという原則を守っています。5分前に到着する理由は、余裕を持って商談に臨めるからです。もちろん、“デキる”社員は多忙ですから、タイムスケジュール、すなわち時間管理を細かく組んでいるために、時には次のアポイントメントに遅れてしまうことも当然出てきます。そういう場合は、アポイントメントを取っている方に対して、早めかつ適切に遅れる旨を報告して、場合によっては相手のタイムスケジュールも考慮してアポイントメントを変更する対策をとるわけです。基本的に、自分だけでなくアポイントメントを取っていただいている相手にとっても時間は“財産”ですから、相手の状況を考慮して時間調整をするマナーが“デキる”社員には必須であるといえましょう。

2010年にゴルフの世界で殿堂入りしたジャンボ尾崎氏が、かつてブリヂストンスポーツと契約していたころに聞いた話です。ジャンボ尾崎氏の担当者がイベントのための待ち合わせ時間よりも余裕を持って30分も前に駐車場に着いたら、なんと彼よりも先にジャンボ尾崎氏が既に到着していて車の中で待機されていたそうです。一流と言われる方は、どんなジャンルであれ時間(約束)を守るべく余裕を持って待ち合わせ場所に到着するものなのでしょう。

(2)ありがとう(感謝)の挨拶ができる

今の世の中は景気の影響もあってか、朝から元気がなく、挨拶を忘れてしまっているビジネスパーソンがよく見受けられるようです。しかし、それでも朝の“おはようございます”の挨拶は基本です。もちろんオフィスを出る際の“お先に失礼致します”という挨拶も大切です。

さらに、普段の仕事においては、あらゆる局面で「ありがとうございます」という感謝の挨拶はとても意味を持ちます。“デキる”社員は明るい笑顔で、この「ありがとうございます」という感謝の言葉が自然に出てきます。なぜなら、逆の立場を考えたらよくわかりますが、他人から「ありがとうございます」という感謝の言葉をいただいて、悪い気になる方はまずいません。人にもよるかもしれませんが、明るい笑顔で「ありがとうございます」と言われて、好印象を持たないことはないでしょう。

この「ありがとう」の挨拶の積み重ねが、社内のみならず、社外でも日々励行することにより、イメージが確実にアップしていくのです。大切なことは、感謝の心を持って「ありがとう」が言えるかどうかであり、逆に心のこもっていない、笑顔のない言葉だけの「ありがとう」は言わないほうがましです。“デキる”社員は、心から感謝の気持ちを持って、明るい笑顔で「ありがとう」を普段から発信しています。

(3)服装(身だしなみ)が適切である

服装(身だしなみ)は、“デキる”社員にとって第一印象を形づくるための重要なアイテムです。この場合の服装の定義は、高価な良質のスーツを着るというのではなく、自分が気に入った自分に合うスーツであるという意味です。要は、相手に良い印象を与える服装を心掛けるということです。

特に2010年の夏は猛暑だったので、服装で苦労されたビジネスパーソンも多かったと思われますが、確かにクールビズが定着して私もスーツだけでなく、カジュアルな服装で過ごす日を結構ありました。そうは言ってもクライアント(顧客企業)を訪問する際に、やはりスーツで訪問するのが当たり前という業界もあることでしょう。そんな際に汗びっしょりになってクライアントに到着して汗だくの状態で行う商談が果たしてうまく進むと期待できるでしょうか。

実は、あるクライアントを訪問した際に、たまたまそのクライアントが入っているビルのトイレで汗だくのシャツを真新しいシャツに着替えているビジネスパーソンに出会いました。すばらしい気配りであり、マナーであると思いました。お客様の立場で考えれば、極めて当たり前の話ですが、暑い日にクライアントを訪問したとしても汗だくのシャツを見たら、この暑さでは仕方がないと思ってもらえるかもしれませんが、一方で暑苦しく思う方もいるわけです。シャツだけではなく、もしも体臭があるような場合には、予備の下着や防臭スプレーといった対策も必要でしょう。2010年のような猛暑には服装に関して、自分なりの工夫をできることが“デキる”社員に求められる必須マナーといえましょう。


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