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コーピングで始める「自分改造計画」【田中ウルヴェ京】 [2011.11.08]

自分が弱いストレスのツボを知ろう! 簡単ストレス診断チェック!:コーピングで始める「自分改造計画」(2)


コーピングで始める「自分改造計画」~第2回:コーピングの基礎(その2)

田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー/コーピングコーチ)
株式会社MJコンテス 代表取締役社長

前回は「ストレスが人生を豊かにするカギ」という意外な事実をお伝えしました。しかし、一言で「ストレス」といっても、その種類は実にさまざま。しかも人によって、ストレスを感じるツボはみんな異なるものです。自分にとっては何らストレスにならないことも、他人にとっては苦痛でしかなかったり。第2回目の今回は、簡単にできるストレス診断テストをご紹介。自分が陥りやすいストレスの傾向をしっかりチェックしてみましょう!

■ストレスは、生きていく上で欠かせない大切な「ツール」。でも、使い方を間違うと…

前回は、実はストレスこそが自らのベストパフォーマンスを引き出すカギというお話をしました。つまりストレスとは、能動的に向上心をもって生きていく上で、欠かすことのできない大切な「ツール」だというわけです。

しかしどんな場合もそうでしょうが、せっかくの「ツール」も、正しくその使い方を把握しなければ活用することはできません。

ストレスを上手く人生に活用するために必要なこと、それは一にも二にも、まずは自分を知ること。一言でストレスと言っても、人によってストレスの種類や感じ方、捉え方は大きく異なるものです。「自分はどんな場面でどんなストレスを感じるのか」、あるいは「隣のあの人はどんなことが弱点なのか」。これらを解明できると、自らのパフォーマンス向上のみならず、誰かと何かを共同で行う際のコミュニケーション向上にもつながるはずです。

というわけで、今日は簡単なテストを用いて、ご自身のストレスパターンを知る作業を行ってみることにしましょう。

(クリックして拡大)

■この七つの状況で、非常にストレスを感じるもの/感じないものは?

まず表を見てください。表のそれぞれの項目で、自分が非常にストレスを感じるものには「4」、まあまあ感じるものには「3」、それほど感じないものには「2」、まったくストレスを感じないものには「1」をつけてみて下さい。また、一緒にテストを受けてくれる同僚、友人等がいれば、是非一緒にテストをやってもらって下さい。

このテストでは、自分がどのようなストレスには耐性があって、どんなストレスには弱いのかを自己認識することが可能です。皆さんはどんな所に高得点を付けましたか?

また、周囲はどうだったでしょう?

「自分はスピーチなど人前で話すことにはストレスに感じないのに、締め切りを課せられた大きな仕事はどうも苦手だ」とか、「人との話に詰まって沈黙が流れるような瞬間が何より気まずくてストレスになる」など、ご自身の回答を見ながら、自分で自分を客観的に再認識してみましょう。

■周囲の人と比較すると、「自分と他人は違う」ことがはっきり実感できる

そして次に、周囲の人と回答を照らし合わせてみて下さい。中には自分と同じような部分をストレスに感じる人もいるでしょうが、まったく違う部分に高得点を付ける人もいるでしょう。自分の感覚で「普通はこうだ」と思っていることが、人にとっては普通ではなかったり、逆に相手にとって普通のことが、自分にとっては「普通」ではなかったり。きっと「自分と他人は違う」という当たり前のことが、はっきり実感できるのではないでしょうか?

実は、分かっているようで分かっていない「自分自身」。知った気にどうしてもなりがちですが、自分を冷静に客観視することは意外と難しいものです。ましてや他人を「理解する」というのは、本当に難しいこと。そこを是非認識して下さい。

■どんな状況についてもストレスを「まったく感じない」と付ける人は、要注意!

ちなみにこのワークを行うと、中には全てに「1」を付けたりする方もいます。「自分はまったくストレスに無縁です」と言い切れるような場合ももちろんあるでしょうが、こういうケースの場合、残念ながら正しい自己認識が「できない」のではなく、「したくない」ということがほとんどです。

こういう方は、実際はストレスがないのではなく、「今の自分はあまりにストレスがありすぎて、本当の状態を認識するのが恐い」というような心理状況であることも多いようです。もちろんそんな時は無理は禁物ですが、少しずつでもいいので、自分をラクにしてあげるためにも、「本当の自分はいったい何がストレスなんだろう?」という根本原因を知る作業をおススメします。

先にも述べましたが、ストレス対処には正しい自己認識をすること、そして、自分にとってのストレスとは何かを整理していくことが大事です。コーピングの第一歩として試してみてください。

(次回から、コーピングの具体的方法についてケーススタディでご紹介していきます)

profile  田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー/国立鹿屋体育大学客員教授)

1967年生まれ。聖心女子学院初中高等科を経て、日本大学在学中の1988年にソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。1989~1999年に日本代表チームコーチ、アメリカ五輪ヘッドコーチアシスタント、フランス代表チーム招待コーチなどを歴任。1991年より渡米、米国カリフォルニア州セントメリーズ大学大学院健康・体育・リクリエーション学部修士課程修了。99年からは米国アーゴジー心理専門大学院にて認知行動療法とスポーツカウンセリングを、2000年米国サンディエゴ大学院にてパフォーマンスエンハンスメントとアスレティックリタイヤメントを学ぶ。2001年に起業し、心身の健康をテーマに、株式会社MJコンテスを経営。アスリートからビジネスパーソンまで幅広くメンタル指導を行う一方、東京・白金台と大阪にピラティススタジオ「DMJボディバランシング」を持つ。企業研修や講演は年に200を数え、最近では報道番組でコメンテーターも務める。夫はフランス人、二児の母。『書くだけで人生が変わる{感謝日記} すぐに幸福を引き寄せる30の方法』(実業之日本社)、『「リーダー力」を鍛える!メンタルトレーニング実践講座』(PHP研究所)など著書、共著、訳著多数。
http://www.mjcomtesse.com

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