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これからの日本企業の生きる道【前川孝雄】
増永寛之さん(株式会社ライブレボリューション 代表取締役社長 )
[2011.09.20]

モチベーションが高ければ、ノルマなどいらない―サボらず仕事をする理由(1/3)~ライブレボリューション増永社長インタビュー~


人づくり、組織づくりの達人に聞く これからの日本企業の生きる道(22)
サボらず仕事をする理由(1)

株式会社FeelWorks代表取締役 前川孝雄

ライブレボリューション 増永寛之社長編

「宇宙一愛される企業」「メンバー第一、顧客第二主義」。愛にあふれる職場、株式会社ライブレボリューション。代表取締役社長である増永寛之さんインタビューです。ノルマを課さないでなぜ、経営は成り立つのか。秘密を探りました。

■モチベーションが高ければ、ノルマなどいらない

——著書『宇宙一愛される経営』で、ライブレボリューションでは社員にノルマを課さないと書かれています。「ノルマなしで経営が成り立つものなのか」と、多くの経営者が関心を寄せたのではないでしょうか。

本を出した時は反響を呼びましたし、今でもセミナーなどでノルマがないという話をすると質問が相次ぎますね。

営業にはノルマがつきものですが、これは会社が「ノルマを課さなければ社員は仕事をさぼるものだ」と思っているからでしょう。「ノルマがあったほうが達成意欲が強まる」という考え方もあるかもしれません。しかし、「ノルマがなければ社員がさぼる」というのは会社と社員の間に信頼関係が構築されていないということ。

私は、ノルマを課さなくてはならないような人を採用することが間違いだと思っています。また、ライブレボリューションではもともと「一生懸命働きたい」という人を採用しています。モチベーションの高い人は、環境を問わず前向きに仕事に取り組むもので、ノルマで管理する必要などないんです。

また、当社では個人の給与以外の業績データをすべてメンバーに開示しています。どれくらいの売り上げをあげれば会社が黒字になるのか、どのコストを削るべきなのか、内定者を含めて全員が知っていますから、コストと利益への意識は相当に高いと思います。「単月黒字必達」という目標が共有されているので、「このままだと来月は赤字になりそうだ」となればメンバー各自が危機意識を持ってくれます。

もともとノルマがないからこそ、「自分はこれだけ売り上げたからもういいんだ」という発想にならず、全員が「どうやって黒字化するか」と考えるので、結果的に黒字になるんです。

■「達成数値」「社内順位」「職種」「役職」を給与と連動させてはならない

——メンバーの当事者意識が高く、経営者と同じ視点を持っていれば、ノルマは不要ということなんですね。給与については2006年から「価値観連動型」という非常にユニークな給与体系を導入されているとのことですが、導入の背景について教えてください。

昔は営業職に高い成果報酬を出す給与体系を採用していて、それがうまく機能した時期もありました。しかし社員数が増え、チームワークが要求されるようになると、「営業職だけ成果報酬があるのはおかしい」という意見が出るようになりました。

そこでチームのメンバーで成果報酬を均等に分配する仕組みにすると、今度は「スキルなどに違いがあるのにチームで成果報酬を均等に分配するのは変だ」という意見が出るといった具合に、次々と問題が発生していったんです。私は、給与体系を根本から見直すことにしました。

新しい給与制度を作る際に考えたのは、「達成数値」「社内順位」「職種」「役職」を給与と連動させてはならない、ということでした。
「達成数値」は職種によって成果を数値化しにくいという難点がありますし、結果ばかりを重視してプロセスをおろそかにすることを助長しかねません。
「社内順位」を持ち込めば、メンバー間の競争を促すことで「一緒に成長していこう」という気持ちが芽生えにくくなるでしょう。
「職種」によって給与に差をつければ、職種転換を伴う異動の際に不満が生まれる可能性がありますし、メンバー全員が仕事に誇りを持つためには、職種による評価はすべきではありません。
「役職」を給与と連動させると、出世争いで内紛が発生したり、社員に役職を与えることが目的化して組織の階層が増えたり、役職が形骸化したりする問題があります。

増永寛之さんProfile
株式会社ライブレボリューション代表取締役社長
1974年生まれ。奈良県出身。1999年に早稲田大学大学院商学研究科を修了し、大和証券株式会社入社。2000年前後に盛り上がりを見せた渋谷“ビットバレー”に刺激を受け、2000年7月末に同社を退社。同年8月に株式会社ライブレボリューションを設立。スマートフォン・モバイル広告代理店事業を中心に同社を急成長させている。著書に『プレジデントビジョン 起業への情熱』『プレジデントビジョン 成功の方程式』(いずれもアーク出版)、『宇宙一愛される経営』(総合法令出版)、『仕事頭がよくなるアウトプット勉強法』(サンマーク出版)、『Twitter就活』(ダイヤモンド社)などがある。


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