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これならできる! ビジネスパーソンランチ術【志水あい】 [2012.01.20]

ゆっくり食べると消化が早い!? ストレスに強くなる食べ方:働く人のための、家ごはんテクニック(3)


これならできる!働く人のための、家ごはんテクニック(3)
志水あい しみずあい
健康ライター・管理栄養士

今回紹介するのは、体だけでなく心にもよい食べ方です。前回紹介した通り、よく噛もうとすれば食べるスピードは遅くなります。それを、さらに「時間をかけて食べましょう」というのが紹介する内容です。

早食いが習慣になっていると、食事に時間をかけるのが煩わしく感じるかもしれません。けれど試してみると効果はてきめん! 毎食は無理でも、毎日が無理でも、休みの日だけでも、自分のためにたっぷり時間を使ってみましょう。

■のんびりするほど消化が進む!?

食べ物は、いくつもの栄養素やほかの成分がくっついて一つの塊になっているので、そのままの形では体内に吸収できません。そのため、栄養素を利用するには体にとり込めるサイズまで細かくする必要があります。

この過程が「消化」です。噛んで細かくなった食べ物は食道を通って胃に入り、胃の動きや胃酸などによってドロドロの液体になります。それが十二指腸へ移って消化酵素などで分解され、空腸や回腸で「吸収」。そして、さらに分解・合成されてエネルギーや体の組織になったり体調を整えたりするのに使われ、最終的に不要なものが「排せつ」されます。

これらは自律神経系によって調整されています。そのうち、胃腸を動かしたり消化酵素の分泌を促すのは副交感神経です。消化を促すには、リラックスするなどして副交感神経を働かせる必要があります。

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■自律神経系の働き

生命維持に欠かせない体温維持、代謝、血管などの運動を、意思とは無関係に調整する神経系です。交感神経と副交感神経があり、これらは拮抗的に作用します。

・交感神経と副交感神経の作用の例

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■急がば回れ

私が時間をかけて食べることをお勧めするのは、そうすることで副交感神経が働くからです。よく噛んでゆっくり食べると、落ち着いた気分になります。そして、しっかりと噛んで食べた後は、深呼吸をしたり、居心地のよい姿勢でゆっくりしたり、穏やかな気分で過ごしてみてください。すると副交感神経が優位になり、ストレスによって刺激されやすい交感神経が鎮まるので、ストレス解消効果も実感できます。

また、ストレスを抱えると胃への血行が悪くなることも。通常、胃の内側は粘膜と粘膜を保護する粘液で覆われ、自らを溶かさないようになっています。ところが、ストレスなどが原因で血行が悪くなると、粘膜や粘液の材料が不足し、部分的に正常に機能しない弱い部分ができてしまいます。その部分が、胃酸と一緒に分泌されるたんぱく質分解酵素によって消化されて起こるのが胃炎や胃潰瘍です。

そんなストレスによる不具合をなくすためにも、食後はすぐに動かず20~30分休憩するのがよいとされています。体に優しいものを食べ、休憩して栄養素の消化・吸収をよくすれば、疲れやストレスの回復効果もアップ。疲れやストレスを抱えたまま仕事をするよりも断然よい仕事ができるようになります。

体調を整えるのに使われる栄養素はたくさんあります。しかし、それらを十分に摂取していても、食べ方が悪いときちんと働きません。何を摂取するかだけでなく、どう食べるかも重要です。時間をコントロールしやすい家での食事は、栄養素をうまく利用するために「急がば回れ」を意識して時間をかけて食べましょう。


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