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これからの日本企業の生きる道【前川孝雄】
中井政嗣さん(お好み焼き「千房」代表取締役社長)
[2011.05.20]

【まとめ】現代日本の企業社会の問題点とは?:これからの日本企業の生きる道(3)


人づくり、組織づくりの達人に聞く これからの日本企業の生きる道(3)
株式会社FeelWorks代表取締役 前川孝雄

お好み焼き「千房」
中井政嗣 社長編

(1)、(2)では、現代日本の企業社会の問題点を、お好み焼きレストランチェーン「千房」の名経営者、中井政嗣社長にお話を伺ってきました。(3)では、これまでのお話を踏まえて、「これからの日本企業」が、どのようにして“組織の絆”を深めて行けばいいかを、インタビュアー前川孝雄さんが考察します。

■現代日本の企業社会の問題点とは?

~インタビューから学んだ「これからの日本企業が進む道」~

近代日本の経済成長の歴史は、自営業者中心社会からサラリーマン中心社会への移行と重なります。中井さんが指摘されるように、現代では多くの大企業経営者が“雇われサラリーマン社長”になりました。

こうした変化の過程で、先人が持っていた「自立の気概」が社会から失われてきたように感じます。これは環境要因によるもので、決して現代の経営者が優秀でなくなったとは思いません。

これからの企業経営者や組織を束ねるリーダーは、相当強い自覚をもって「自立の気概」を鍛える必要があるといえるでしょう。鍛え方のヒントは、中井さんがおっしゃる「創業経営者」と「サラリーマン社長」の違いにあります。

次世代のリーダーを育成するには、働く環境を変えることです。創業経営者のようにリスクを取り、修羅場をくぐり抜ける経験を積ませなくてはなりません。そのためには一つの事業や子会社の経営を任せるなど、自ら意思決定し、責任をとる立場に置くことが必要です。

また、非常に感銘を受けたのが、中井さんが社員のみなさんに向けて毎月書いている自筆のメッセージです。

近年は女性の社会進出や外国人の採用、高齢者の継続雇用も進み、雇用形態は多様化する一方。一つの組織にさまざまな立場の人々が所属しています。このような状況で、組織において価値観や考え方を共有することは以前より難しくなっているといえるでしょう。

経営者や上司が組織に理念を浸透させるためには、表面的な作業の指示にとどまらず、自らが何に価値を置いて働いているのかを意識的に発信していかなくてはなりません。24年という長期にわたりダイレクトにメッセージを伝え続けるのは並大抵のことではないと思いますが、中井さんの書かれたメッセージを拝読すると、従業員が働く現場の状況を踏まえながら経営者としての思いを丁寧に伝えていらっしゃることがうかがえます。

私は、このような「トップがきちんと現場を見守っている」というメッセージこそ、会社組織の絆を強くするのだと思います。

前川孝雄Profile
人材育成コンサルティングの株式会社FeelWorks代表取締役。大阪府立大学経済学部、早稲田大学ビジネススクール卒業。株式会社リクルートで『リクナビ』『ケイコとマナブ』等の編集長を歴任後、2008年に起業。『上司力研修』『キャリアコンパス』『Feelリーダーシップ』など、コミュニケーション循環を良くすることで温かい絆を育み組織の体質を変えていく「コミュニケーション・サイクル理論」に基づき、独自プログラムを開発。人間味溢れる講師育成にも力を注ぎ、多くの企業で好評を博している。人を育て活かす「上司力」提唱の第一人者として自ら年間100本超のセミナーも。主著に『はじめての上司道』(アニモ出版)、『若手社員が化ける会議のしかけ』(青春出版社)、『女性社員のトリセツ』(ダイヤモンド社)、『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』(光文社)など。最新刊は『就職氷河期世代とバブル上司 スマホ新人を部下に持ったら読む本』(電子書籍)。2011年度から青山学院大学で「キャリアデザイン特別講座」の教鞭をとる。

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