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プロが語る 成果を上げる社員の条件【佐藤文男】
成果を上げる社員の条件REVIEW
[2011.08.24]

成果を上げる社員の条件REVIEW(その1)―勝間和代さん、秋元博英さん編


各分野のプロが語る 成果を上げる社員の条件―スピンオフ企画

―インタビューから分かった“デキる社員”のエッセンス(1/5)
佐藤文男 さとうふみお
佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役

人材コンサルタント・佐藤文男さんがインタビュアーとなり、各分野を代表する“成果を上げてきた”ビジネスパーソン10人に、その人の職業人生、キャリア、仕事観をお話しいただいた「各分野のプロが語る 成果を上げる社員の条件」。連載終了後に、コンスタントにアクセスがあります。
そこで今回は、そのスピンオフ企画として、佐藤さんがそれぞれのインタビュー内容を振り返り、各人に共通している視点や考え方、行動様式を分析し、成果を上げるための極意と、そのための条件を総括します。インタビューのエッセンスがぎゅっと詰まった内容で、ビジネスパーソン必見です。5週にわたってお届けします!

勝間和代さん(経済評論家)

今回の対談を通じて、勝間氏の仕事に対する基本的なスタンスとその姿勢を改めて理解し、深めることができました。読者の皆さまにぜひ学んでいただきたい点を、以下に挙げたいと思います。

●オンとオフを使い分ける

勝間氏は仕事にかなりの時間を割いているように見えますが、オフの時間をかなり有効に活用しています。「時間の使い方のプロ」とも言うべく効率的な活用ぶりです。本を読んだり、映画を見たり、仕事を抜きにした会食をしたりするオフタイムは、仕事に備えるべきインプットの時間。オフの時間を確実にキープして有効に活用することによって、結果的にオンの時間が生きてくるという考え方は非常に大切であると考えます。オフが充実するからこそ、オンも相乗効果で充実してくると言えるでしょう。

勝間和代さん(経済評論家)

●「疑いを持つ力」の重要性

20代後半のビジネスパーソンならば、上司から指示を受けた場合に、ただそのまま素直に受け入れて仕事を素早くこなすだけでなく、一度自分なりに咀嚼してみて、上司からの指示の内容が現在進めている仕事内容にきちんと合致しているか、あるいはより良い方法がないか、自分なりに疑問を持って仕事に取りかかることが重要だと指摘しています。この点に関しては、「自分がもしも社長だったら」というスタンスで仕事に取り組む重要性を説く、橘・フクシマ・咲江氏と共通するものがあります。
※橘・フクシマ・咲江氏のインタビュー記事は「各分野のプロが語る 成果を上げる社員の条件(13)~(15)」で紹介しています。

●キャリアにおいて複数の強みを持つこと

勝間氏は「IT」と「金融」という2つの側面からキャリアアップしてきた点を語ってくれました。すなわち自分の強みである複数のキャリアを組み合わせることが、仕事のクリエイティビティにつながるという考え方は、読者にも大いに示唆を与えるものといえます。

佐藤文男さん(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)

秋元博英さん(株式会社ベネッセコーポレーション コンプライアンス本部 環境活動推進室長/コンプライアンス本部長室長)

秋元氏はベネッセコーポレーションに新卒で入社して以来、現在に至るまで一貫して同社でキャリアを積み重ねてきたビジネスパーソンです。1社で約20年も勤務していれば、いつも順風満帆だったとは限りません。秋元氏は挫折を乗り越えた後、いかにビジネスパーソンとしての職業人生を充実させていったのか。対談でのコメントから振り返ってみましょう。

●入社8年目の挫折

秋元氏は入社8年目に、期待を背負い新規ビジネスの開発部門にプロジェクトリーダーとして配属されました。インターネットによる学習モデルを創るプロジェクトだったのですが、時期尚早だったこともあってか1年で撤退を余儀なくされました。秋元氏は当時を振り返ってこう語ってくれました。

「事業の失敗を経験するまでは、自分は“仕事ができる”と思っていました。過去に実績を出したのは当社のメイン事業で、土台は先輩たちが築いたものであり、そこに乗って成果を出したとしても自分の力ではないことを思い知らされました。新規事業を任されて初めてそのことに気づきました。反省点としては、インターネットのビジネスを始めるのにもかかわらず、その何たるかをきちんと把握しないままに事業を進めてしまったことです。」

今後、企業の中の主要事業に携わっているビジネスパーソンが、新規事業の部署に異動するような場合には、秋元氏のコメントはとても良い教訓になるでしょう。

秋元博英さん(株式会社ベネッセコーポレーション コンプライアンス本部 環境活動推進室長/コンプライアンス本部長室長)

●挫折からの復活

新規事業から撤退後に配属されたのは、編集プロセスの合理化を推進する事務局。何をすれば良いかわからずに困った秋元氏が、上司に「何か私にできることはありますか?」と尋ねた際に、上司から「“何でもやるから遠慮なく言ってくれ”という人は組織には必要ない」とすげなく言われてしまったそうです。秋元氏は「こういう仕事をしたい」と前向きに相談すべきであったと当時を振り返って語ってくれました。新しい部署に異動になったときに既に30代以降であれば、上司からの指示を待つのではなく、積極的に自分がどう仕事を進めたいのかを提言していくことが大切であると秋元氏は教えてくれています。

●秋元流マネジメント

30代前半からリーダーとして活躍してきた秋元氏は、マネジメントのポイントについて以下のようにコメントしました。

「メンバー一人ひとりのビジネスパーソンとしての強みは何かを確認し、見極めた上で、それが活かせるようにポジションを与え、かつ信頼して任せることがチームマネジメントの鍵を握ります。」

まさに、現在のサッカー男子日本代表を率いるザッケローニ監督の考えをほうふつとさせるコメントです。また、秋元氏は多い時で部下を約160人束ねていましたが、すべての部下に直接指示を出すのは難しかったそうです。直接指示を出せる部下との信頼関係を築いて、その下にピラミッド状に優れたチームを創ることが大切であること、さらに、信頼関係を築ける部下は5~10名が限度であるとも語ってくれました。20~30代でも多人数をマネジメントする必要が出てくるビジネスパーソンにとっては、この考え方はとても参考になるでしょう。

対談では終始一貫してソフトな語り口だった秋元氏。震災後には休暇を取得して、ボランティアとして宮城県に炊き出しに出向いたそうです。勝間和代氏同様に、オンのみならずオフの時間も大切に活用している印象を受けました。

profile 佐藤文男(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)
一橋大学法学部を卒業後、総合商社、外資系証券会社、メーカーといった異業種においてキャリアを積み1997年に人材サーチ(ヘッドハンティング)ビジネスへ。2003年に佐藤人材・サーチを設立。
著書は共著1冊を含め転職に関する本を12冊出版。 主な著書に『40歳からの転職術」(日経BP社)、『ヘッドハンティング・バイブル』『転職後、いい仕事ができる人の条件』(共に経済界刊)。今年3月に『転職のバイブル2012年版』を経済界より出版。
佐藤人材・サーチ ホームページ: http://www.sato-jinzai.com/


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