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プロが語る 成果を上げる社員の条件【佐藤文男】
勝間和代さん編
[2011.04.05]

勝間和代さんが語る“デキる社員”の条件~20代後半からは「疑いを持つ力」を付けることが必要(1/3)


【新連載】各分野のプロが語る 成果を上げる社員の条件(1)

勝間和代さん(経済評論家)

インタビュアー:佐藤文男(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)
文:千葉はるか(パンクロ)

今日からジンジュールの好評連載コラム「“デキる社員”はここが違う」の第2弾が始まります。今回は、各分野で活躍されている10人の方にご登場いただき、その人の体験や考え方、失敗談や苦労話、ビジネスパーソンへのアドバイスなど生の声をお聞きすることで、“デキる社員”にはどんな思考、行動様式が求められるのかに迫っていきます。第1回のゲストは勝間和代さんです。
この連載を通じて、今だからこそビジネスパーソン一人ひとりに元気を持ってもらい、日本の復興ならびに未来を切り開く原動力の一翼を担う熱い意識を持っていただければ幸いです。

20代後半からは「疑いを持つ力」を付けることが必要

―「できる社員」を目指す若手ビジネスパーソンは、まずどんな力をつけることを目指すべきでしょうか。

私は、若手ビジネスパーソンには「健全な疑いを持って物事を見る能力」が求められると思っています。

世の中には「言われたことをきちんとやる人」はたくさんいますが、もし「言われたことはやれます」という人が転職しようとしても、望むような転職先はなかなか見つからないでしょう。ところが、ここで多くの人は「こんなに真面目に頑張っているのに、どうして努力が報われないのだろう」と考えてしまうのです。でも、言われたことを真面目にやれるというだけでは、キャリアとして通用しません。

勝間和代氏

大切なのは、例えば上司から何か指示を受けたときに自分から「それは本来の目的に合致しているのか」と考えたり、いままで当たり前だったやり方に対して「もっと良い方法があるのではないか」と考えたりできる、“気付く力”です。こうした問題意識を持たずに仕事をしていると、言われたことをひたすらこなすだけの「オペレーター」になってしまいます。もちろん、20代まではオペレーション能力を身に付けることも重要です。しかし、20代後半からは「疑いを持つ力」もつけなくてはなりません。これが身に付かないと、30代半ばくらいで壁にぶつかってしまうことになります。マネジメントする立場になるには、健全な問題意識を持って、それを解決できることが必要ですが、その前提として、「改善点や問題意識を指摘できる力」がなくてはならないからです。

「疑いを持つ力」をつけるには、上司や会社の顧客の立場で考えてみるのがポイントです。こうした視点を持つようになると、自分に足りない専門知識も自ずと分かるもの。例えばITの知識がなければ、「IT化でもっと効率化できるのでは」と思っても、まともな提案はできないでしょう。「海外にもっと優れた技術があるのでは」と考えたとき、英語力がなければ調べることができませんよね。自発的に仕事に取り組むほど、学ぶべきことが見えてくるものです。

佐藤文男氏

語学をおおげさに考えすぎ。学ぶというより、楽しみながら身に付ける

—英語力やITの知識などのビジネススキルが不足していることに気付いた場合に、仕事と両立できる勉強のコツがあれば教えてください。

企業が公用語を英語にするというニュースはマスメディアでも大きく取り上げられましたが、語学に関して、日本人はおおげさに考えすぎているように思います。

来日して働いている中国人の方を見ると、数カ月で日本語をマスターしている人も少なくありません。必要に迫られれば、日本人が英語を身に付けることもそう難しくないはずです。それに、英語学習の方法は近年、進化しています。例えば、インターネット無料通話「Skype」を使って、マンツーマンで英会話レッスンが受けられるサービスが増えています。こうしたサービスを使えば、英語学習はもっと手軽にできるはずです。

勝間和代氏

あまり「英語を勉強しなければ」と身構えず、まずは日常生活で自分が興味を持っているものを英語化してみるのがお勧めです。例えば、私は大好きな海外ドラマや映画を英語で見ています。音声も字幕も両方を英語にする設定もできます。英会話学校に通うのは大変でも、自分が好きなドラマのDVDを見るのは苦にならないでしょう。

ITについても同様で、ITスキルを高めたいと考えるならば、まずは使ってみることがポイントです。私は、ITスキルは言語に近いと思っています。語学においては単語を知るほど表現の幅が広がりますが、ITスキルも、ツールの使い方をたくさん知っておくことによって自分がやりたいことがあったときにどのツールを組み合わせればいいか直観的に分かるようになります。逆に、直観が働くレベルにならなければ、いつまでたっても他人から教わったことしかできないままでしょう。

ツールの使い方は、楽しみながら使うことで身に付けていけばいいのです。ツイッターの使い方が分からなければ、まずは登録して好きなアーティストをフォローしてみましょう。フェイスブックも、「勉強しよう」「使えるようにならなければ」と身構える必要はありません。例えば「レディー・ガガのフェイスブックページを読もう」と思えば、フェイスブックの使い方は自然に覚えられるはずです。英語で書かれたページを興味を持って読めば、同時に英語力を高めることもできて一石二鳥です。

つらいことは、なかなか続かないもの。「毎日2キロジョギングしよう」と決めても、継続できる人は多くはないでしょう。最初から高いハードルを設定するよりは、「1日最低5000歩、できれば1万歩は歩こう」などと決めるほうが、長続きするはずです。

佐藤文男氏、勝間和代氏
[衣裳協力]
ペルソナ(マリナ リナルディ ジャパン)TEL:03-3478-5475
グロッセ(グロッセ・ジャパン)TEL:03-3500-5868
アキラオーサキエレガンス(ブティックオーサキ インターナショナル)TEL:03-3486-8681

勝間和代(経済評論家)profile
1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶応大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得し、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、チェース銀行、マッキンゼー、JPモルガン証券を経て独立。2005年には『ウォール・ストリート・ジャーナル』で「世界の最も注目すべき女性50人」に選出された。現在は株式会社監査と分析代表取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授を務め、少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上などの幅広い分野で発言が注目されている。著作の累計発行部数は400万部を超えており、近著に『高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人』(小学館)、『恋愛経済学』(扶桑社)などがある。

佐藤文男(佐藤人材・サーチ株式会社 代表取締役)profile
一橋大学法学部を卒業後、総合商社、外資系証券会社、メーカーといった異業種においてキャリアを積み1997年に人材サーチ(ヘッドハンティング)ビジネスへ。2003年に佐藤人材・サーチを設立。
著書は共著1冊を含め転職に関する本を12冊出版。 主な著書に『40歳からの転職術」(日経BP社)、『ヘッドハンティング・バイブル』『転職後、いい仕事ができる人の条件』(共に経済界刊)。今年3月に『転職のバイブル2012年版』を経済界より出版。
佐藤人材・サーチ ホームページ: http://www.sato-jinzai.com/


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