ビジネスパーソンに贈る今日の一言【日本人事】 [2011.12.06]
人事はノブレス・オブリージュ(高貴さゆえの義務を果たす)たれ――株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 元・取締役 桐山 大介氏(19)
『日本人事』スピンオフ企画-経験から紡ぎ出された名句名言(19)
ビジネスパーソンに贈る今日の一言
『人事はノブレス・オブリージュ(高貴さゆえの義務を果たす)たれ』と常に言われ続けました。会社がいざというときになったら、一番先に死ぬのが人事なのです
(株式会社 テイクアンドギヴ・ニーズ 元・取締役 桐山 大介氏)
大学卒業後に入社した日本軽金属(日軽金)で、人事パーソンとしてキャリアを積んだ桐山氏。34歳のときに、全社的なリストラに携わるという大きな修羅場を経験した。早期退職の実務担当を命じられ、普段一緒に飲みに行っていた先輩たちに引導を渡すことになる。このつらい経験が、桐山氏にとって人事の役割、使命とは何かについて改めて考える契機になったという。
「この業務の前後は、それこそ血の池に布団を敷いて寝ているような感じでした。お世話になった人事部の先輩や上司も何人も辞めていきました。人事部の先輩は、いろいろな意味で、腹を切るときは皆、潔く切るのです。人事部にいて、私は『人事の使命とはなんだ』『会社における人事の役割とはなんだ』と、この原点に絶えず立ち返って物事を考えることを教わりました。そして、『人事はノブレス・オブリージュ(高貴さゆえの義務を果たす)たれ』と常に言われ続けました。第1次世界大戦に従軍した兵士のなかで、イギリスの貴族の子弟の戦死者が多かったように、『会社がいざというときになったら、一番先に死ぬのが人事だ』と」
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