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使える!統計講座 【深瀬勝範】 [2010.08.12]

第1回 給与水準を調べる① ~賃金構造基本統計調査を見てみよう~

 

使える!統計講座(1)
深瀬勝範 ふかせかつのり
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 組織人事戦略部 シニアコンサルタント

同年齢や同職種の人たちの給与水準を知りたいと思ったことはありませんか。そういうときには「賃金構造基本統計調査」を見てみましょう。そこに表示されている給与のデータを使えば、さまざまな分析ができます。

1.「賃金構造基本統計調査」とは

「賃金構造基本統計調査」とは、日本の労働者の給与の実態を調べた統計調査のことで、「賃金センサス」とも呼ばれています。厚生労働省が毎年実施しており、その結果は、インターネットや刊行物で公表されます。
賃金構造基本統計調査は、年齢別や業種別などさまざまな区分で月例給与や賞与の平均額を示しており、給与決定の参考資料等として幅広く使われています。
それでは、早速、インターネットで賃金構造基本統計調査を見てみましょう。
インターネットで次のURLを入力し、「政府統計の総合窓口(e-Stat)」の画面を表示します。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
「統計データを探す」の欄の「主要な統計から探す」を選択し、表示された画面の「労働・賃金」の欄の「賃金構造基本統計調査」をクリックします。
各年度の「賃金構造基本統計調査」が表示されますので、最新年度の中から、をクリックします。そこで自分の入手したいデータのカテゴリー(例:「一般労働者・産業大分類」)を選択し、「年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額および年間賞与その他特別給与額」の「Excel」ボタンをクリックします。
以上の操作で年齢階級別の給与平均額等を見ることができます。なお、表示されているデータは、そのまま自分のパソコンにダウンロードできます。


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2.賃金構造基本統計調査の集計項目

賃金構造基本統計調査には、次のデータが集計されています。[図表1]
①年齢
②勤続年数
③所定内実労働時間数
④超過実労働時間数
⑤きまって支給する現金給与額
⑥所定内給与額
⑦年間賞与その他特別給与額
⑧労働者数
①~⑦は、いずれも労働者1人当たりの平均値です。なお、⑧は、調査対象数ではなく、該当する労働者全体の推計値を示しています。
「所定内給与額」は、所定労働時間を勤務した場合に通常支給される給与のことで、基本給のほかに職務手当や家族手当などを含みます。「きまって支給する現金給与額」は、所定内給与額に時間外勤務手当などを加えたもので、月々支給される給与の総額のことです。「年間賞与その他特別給与額」は、前年1年間に支給された賞与等の総額です。
したがって、おおよその年収は、次の式で算出できます。
年収(概算)=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額
なお、ここで表示されている金額は、税金や社会保険料を控除する前の金額です。自分の給与と比較するときには、いわゆる「手取り額」ではなく、税・社会保険料控除前の「総支給額」を使いましょう。
賃金構造基本統計調査から、自分と同じ年齢階級の労働者の給与のデータを入手してみてください。自分の給与が同じ年齢層の世間水準と比較して高いか低いかがすぐに分かります。

3.賃金構造基本統計調査の集計区分

賃金構造基本統計調査では、給与などのデータを次の区分で集計しています。
(1)産業大分類、中分類
産業大分類は「①鉱業・採石業・砂利採取業、②建設業、③製造業・・・」などの16業種、中分類はそれを細分化して約90業種に区分しています(2009年改訂)。
(2)役職
部長級、課長級、係長級、職長級(鉱業・採石業・砂利採取業、建設業および製造業のみ)の4つに区分されています。
(3)職種
「製鋼工」や「医師」など、129職種に区分されています。
給与水準は、業種、職種、従業員規模などによって異なります。これらの集計区分を使えば、業種や職種を絞り込んで、自分の給与を比較するうえで最も適したデータを入手することができます。


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